【2020/09/23】鬼滅の刃が1億部突破へ(他4本)

2020/09

カリフォルニア州がガソリン車の新規販売禁止

 米西部カリフォルニア州のニューサム知事は、2035年から州内で販売される自動車は、すべて電気自動車(EV)など排ガスを出さない車にするよう義務付ける行政命令に署名した。
全米最大の市場である同州で、ガソリンエンジンの新車販売が禁じられることになる。

【備考】ハイブリッド車も対象で、35年以降は販売禁止という。ただ販売が禁止されるだけで、それまで購入したガソリン車は走っても問題ないようだ。もちろん、そのうち走行するのもダメと言われるようになるだろうが。

鬼滅の刃が1億部突破へ

 吾峠呼世晴さんの人気漫画「鬼滅の刃」のコミックス累計発行部数(電子書籍を含む)が1億部を突破した。

 版元の集英社によると、10月2日発売の最新22巻で初版370万部を発行し、それに伴って1~22巻合計の部数が1億部の大台に乗るという。

 同作は大正期の日本を舞台に、家族を鬼に惨殺された少年・竈門炭治郎が、生き残ったものの鬼と化した妹の禰豆子を人間に戻すため、鬼たちと闘うストーリー。2016年から今年5月まで「週刊少年ジャンプ」で連載された。最終巻となる23巻は12月発売の予定。

【備考】漫画の販売部数って大きいと思う。私が編集・ライターをしていた頃は、活字媒体が下降線をたどっていた頃で、漫画以外の雑誌はたいてい10万部出れば大ヒット。文庫本なら1万部ぐらいから販売して、増刷に賭ける感じ。ガンダム系のムック本に関わった時は、3万部完売で、増刷なしだったか。グラビア雑誌は、出すときは3千部からという。初版370万部なんて、まさに夢物語の数値だ。

抗議デモでベラルーシ170人拘束

 旧ソ連のベラルーシで、大統領選の不正疑惑に対する抗議活動が続いているが、ルカシェンコ大統領が6期目の就任式を強行したことに対し、首都ミンスクの市内各地で抗議デモが発生。治安部隊が取り締まりを始め、抗議者との小規模な衝突も起きた。

 抗議活動は地方でも相次ぎ、地元人権団体によると同日深夜時点で、全国で少なくとも約170人が拘束されたという。

 ミンスクでは少なくとも数千人が抗議活動に参加。治安部隊が車両から放水や催涙ガスの噴射などを行い、警告射撃とみられる発砲音や破裂音も相次いだ。治安部隊が力ずくで拘束を続ける中、複数の抗議者が血を流す様子も報じられている。

【備考】東ヨーロッパ東部の共和国で、別名「白ロシア」。白ロシアといえば、ロシアの帝政時代の本を読むと必ずと言っていいほど出てきた名称だったが、ベラルーシのことだったとは。それだけ、ロシアとは密接な関係ということだろう。昨年(2022年)の夏ぐらいだったか、とある日本のテレビ局がルカシェンコ大統領にインタビューしていた。その時の彼はにこやかで謙虚さもあった。テレビ局ということで幾分サービスもあっただろうが、プーチンと並ぶ独裁者のイメージとは違っていた。

広がるパチンコ店避難

 大雨が予想された首都圏沿岸部では、複数のパチンコ店が浸水に備えた車の「避難所」として、立体駐車場を開放した。

 パチンコ大手「マルハン」の茅ケ崎店(神奈川県茅ケ崎市)は、店のツイッターで呼びかけ、460台分の立体駐車場の2階から4階部分を一晩中開放。照明をつけ、エレベーターも稼働させた。

 パチンコ店による駐車場開放は、昨年10月の台風19号の際に注目された。今月上旬の台風10号でも九州各地の店が開放を告知。店のSNSには感謝の声が寄せられた。

 業界団体「全日本遊技事業協同組合連合会」によると、立体駐車場や豊富な電源を備えるパチンコ店の特性に注目し、災害時の拠点として利用する動きは、2011年の東日本大震災以降に広まった。食料や毛布を備蓄し、自治体と地元のパチンコ店組合が協定を結ぶ例も各地で増えているという。

【備考】パチンコ店の存在は大きい。駅の近くにたいてい1軒はあるので、駅のトイレが混んでいる時は使わせてもらっている。また、お菓子や水など、緊急時には景品を利用することもできるし、自販機も解放してもらえるだろう。年中無休だし。便利な施設として利用価値があるのに、国や県は潰しにかかっている。非常にもったいない。

仏シャンソンの大御所グレコさん死去

 仏シャンソン歌手の大御所で、「枯葉」や「パリの空の下」などを歌ったジュリエット・グレコさんが、仏南東部の自宅で死去した。93歳だった。

 1927年、仏南部モンペリエ生まれ。第2次世界大戦中、対独レジスタンスの活動家だった母親が強制収容所に送られ、自身も警察に一時拘束されている。

 戦後、パリ・セーヌ川の左岸で知り合った実存主義の哲学者サルトルに勧められて歌手を志した。作家のカミュや哲学者メルロポンティらとも交流。多彩な芸術と文化が花開いたこの地区の名称をとって「サンジェルマン・デ・プレのミューズ(女神)」と呼ばれた。

【備考】このほか、彼女が交流を持った人物には、画家ピカソ、作家ボーボワール、ノーベル賞作家モーリアック、作家ジャン・コクトー、ジャズのマイルス・デイビスなど多岐にわたる。

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