半沢直樹の最終回32%超
TBS系で27日夜に放送された連続ドラマ「半沢直樹」の最終回の平均視聴率が関東地区で32.7%、関西地区で34.7%だったことが、ビデオリサーチの調べで分かった。
TBSによると、近年のドラマで平均視聴率が30%を超えるのは、2013年に放送された前作「半沢直樹」の最終回以来。テレビ離れが指摘される中、大ヒット作の続編として有終の美を飾った。
「半沢直樹」は直木賞作家の池井戸潤さんの小説が原作で、俳優の堺雅人さん演じる型破りな銀行マンの奮闘を描く物語。当初は4月スタートの予定だったが、新型コロナウイルスの影響で撮影が中断し、放送開始が3カ月遅れた。
9月6日に放送予定だった第8話も撮影の遅れで異例の延期となり、出演者による生放送が話題になった。
富士山が初冠雪昨年より24日早く
甲府地方気象台は富士山が初冠雪したと発表した。平年より2日早く、昨年より24日早い。
21日には麓の山梨県富士吉田市が、山頂付近の冠雪を確認し「初雪化粧」を宣言。麓から約40キロ離れた気象台からは観測できず、同日は初冠雪の発表がなかった。
検索エンジンが独禁法違反
米司法省が独占禁止法(反トラスト法)違反で、米インターネット検索最大手のグーグルを提訴する見通しだと、米主要メディアが報じた。
同省はグーグルが検索サービスで優越的な地位を利用し、市場競争を阻害していると判断。提訴すれば1990年代後半の米マイクロソフトに対する訴訟以来、巨大企業の独禁法違反を問う大型法廷闘争となる。
司法省は23日、フェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)に広く認められた免責範囲を制限する現行法改正に向けた素案を公表したばかり。グーグルやフェイスブックなど「GAFA」と呼ばれる米巨大IT企業への風当たりが一段と強まっている。
グーグルは検索サービスで9割超の世界シェア(市場占有率)を持つ。司法省は訴訟で検索サービスを主要な争点とする方向だが、オンライン広告事業についても調査を進めている。
他人の自転車を乗り回す男性に無罪判決
他人の自転車を乗り去ったとして、占有離脱物横領罪に問われた無職男性(24)に対し、福岡地裁(溝国禎久裁判官)は、無罪(求刑・懲役10月)を言い渡した。
男性は、6月8日に福岡市の市営住宅の駐輪場に止められていた自転車を乗り去ったとして、起訴された。
判決は、男性が5月以降、無施錠だった自転車を無断で数時間乗り回した後、駐輪場に戻していた点を重視。「別の場所で保管するなど、自分の物にしようとしたわけではなく、『一時的な無断借用』の域を超えない」と判断し、占有離脱物横領罪の成立に必要な不法領得の意思が認められないと結論づけた。
化石燃料と温暖化ガス削減の両立を
日本を含む主要20か国・地域(G20)のエネルギー相会合が、テレビ会議方式で開かれ、原油など化石燃料の活用と温暖化ガス削減の両立を図る共同声明をまとめた。
同時に、原油価格の急落で資源開発投資が鈍っていることを踏まえ、「持続的な投資環境を創出する協調を続けていく」とも指摘した。
石油などの化石燃料にエネルギー源を依存する各国の事情へ配慮を示した。同会合は今年4月以来、5か月ぶりの開催で、日本からは梶山経済産業相が出席した。