【2020/10/08】佐世保署の男性警部補自殺(他5本)

2020/10

空室率7カ月連続悪化 の都心

 三鬼商事が発表した9月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0.36ポイント上昇し3.43%だった。

 新型コロナウイルスの流行が影響し、7カ月連続で悪化した。平成29年3月以来、3年半ぶりの高水準となった。

 業績悪化や在宅勤務の普及などにより、中小企業を中心に解約や面積を縮小する動きが続いている。広いオフィスへの移転を決めていたものの、コロナを理由に撤回する企業もあった。

【備考】この後、事務所を持たない企業も登場。テレワークが増え、東京を拠点としていた企業や社員が、地方に散らばった。オフィスだけでなく、飲食店の空室率も急上昇。駅前の店が数ヶ月空室だったこともある。

元院長が無罪主張の池袋暴走事故

 池袋で昨年4月、乗用車が暴走して松永さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)を轢死、他に9人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)の初公判が、東京地裁であった。同被告は起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 飯塚被告は罪状認否で、「車に何らかの異常が生じ、暴走した」と過失を否定。

 検察側は冒頭陳述で「昨年3月中旬の点検でブレーキやアクセルペダルの異常は確認されなかった」と主張。

 事故当日もペダルの異常を示す故障記録は残っておらず、後続車の運転手は、事故直前に被告の車が車線変更を繰り返しながら加速し、ブレーキランプは点灯しなかったのを目撃したと指摘した。

【備考】2021年10月、東京地裁で判決が出た。検察側の求刑7年に対して、5年の判決。命を奪われた2人の無念さもさることながら、ニュースではあまり取り上げられてないケガした9人も、人生を狂わされた者がいたかもしれない。少なくとも爺さんの乗った車には、近づかないだろう。それにしても、2人殺してたった5年か。事故なら何しても許されるんだね。

米が2020年度赤字332兆円見通し

 米議会予算局は、2020会計年度(19年10月~20年9月)の財政赤字が約3兆1310億ドル(約332兆円)になるとの見通しを発表した。

 新型コロナウイルス感染症で、打撃を受けた家計や企業を救済するための巨額対策が響き、過去最大の赤字幅となる。

 国内総生産(GDP)比では15.2%となり、第2次世界大戦後で最悪の水準となる。対GDP比の赤字幅拡大は5年連続。

ワーナーメディアが数千人の人員削減

 米紙ウォールストリート電子版は、米メディア・ワーナーメディアが数千人規模の人員削減を計画していると報じた。新型コロナの流行に伴い、映画やテレビ関連の収入が落ち込んだ。最大2割のコスト削減を目指しているという。

 コロナの影響で、テレビ広告が振るわず、収益が悪化。新作映画の上映延期などの影響も出ているという。

 ライバルの米メディア・ウォルト・ディズニーも9月、米国のテーマパーク事業を中心に従業員約2万8千人を削減すると発表している。

知事誘拐企て13人逮捕

 米連邦捜査当局は、大統領選前に中西部ミシガン州のウィットマー知事(民主)の誘拐を計画したとして、6人を逮捕したと発表した。

 州政府転覆をもくろんでいたという。

 これとは別に、州捜査当局も知事ら州当局者の誘拐や内戦扇動を企てた容疑で国内の武装集団に関係する7人を逮捕。計画はいずれも未然に阻止された。

 米メディアによると、摘発された二つの集団は共同で訓練を行っていた。

 知事は新型コロナ感染抑制に向け、都市封鎖措置を導入し、右派から反発を受けていた。

 トランプ大統領も知事をたびたび批判していた。4月には封鎖に抗議し、銃で武装したデモ隊が州議事堂に詰め掛ける騒動があった。

 逮捕を受け知事も声明を発表し、極右団体に「後ろに下がって待機せよ」と呼び掛けたトランプ大統領の発言を取り上げ「指導者が話す時、その言葉は重い」と指摘。トランプ氏の姿勢が過激集団の活動を助長していると批判した。

【備考】6人のテロリストは、知事が夏の休暇を楽しむ別荘まで調べていたという。トランプ支持者って、途方もないことばかりするイメージがある。それが全米のためならいいが、どう考えてもトランプのため。ひいては自分のためなのだ。

佐世保署の男性警部補自殺

 長崎県佐世保署に勤務する男性警部補(41)が、自殺を図り亡くなっていたことが分かった。

 遺書が残されており、上司からパワーハラスメントを受けていたことを示唆する内容だった。県警が関連を調べている。

 複数の関係者によると、男性警部補は交通課に勤務。3日に自宅で亡くなっているのが見つかった。現場の状況から自殺とみられる。自宅からは遺書が見つかり、上司2人からパワハラを受けていたことをうかがわせる内容だった。警部補は以前から、業務についてパワハラを受けていたとの証言もある。

 県警はこの上司を含む関係者から事情を聴き、関連を調べている。菅谷大岳警務部長は「パワハラを含め、あらゆる観点から不適正な組織運営がなかったか調査し、厳正に対処する」とコメントした。

【備考】のちに上司と思える50代の警部が戒告を受け、その日のうちに依願退職。責任をとって、署長も退職している。警部といえば、署長クラスの役職。警部補は、刑事ドラマで登場する課長や班長クラス。それが、小学生並みのいじめによる事件とは。

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