空飛ぶクルマ開発 移動革命へベンチャー相次ぐ
『フライングカー』や『空飛ぶクルマ』などと称されるeVTOL(垂直離着陸型航空機)の開発に、ベンチャー企業が次々と名乗りを上げている。
交通渋滞が激しい都市部、離島や山間部の移動だけでなく、地震や豪雨などの被災直後の救急搬送の手段としても期待されている。早ければ2020年代半ばにも実現が見込まれる「空の移動革命」に向け、各社とも開発が大詰めに差し掛かっている。
平成26年から開発を進めている『スカイドライブ』は、東京都内で開かれたフライングカーに関する展示会で、8月の有人飛行試験で成功した『SD-03』を公開した。高さ2メートル、幅と長さが4メートルずつで8つのプロペラを備える。
令和5年にこの機体を使った大阪湾岸での空中タクシーサービスを始める計画だ。
元年10月に設立したeVTOL(イーブイトール)ジャパン(東京都港区)も同日、同じ展示会で2人乗りの電動ヘリコプターを披露した。全長約6・6メートル、高さ約2・7メートル。米ロビンソン・ヘリコプターの機体をベースに、法政大学アーバンエアモビリティ研究所などと共同で開発した。将来的には5人乗りの大型機も開発し、空中タクシーや小型のドクターヘリでの活用を想定する。
空飛ぶクルマをめぐっては、昨夏、NECが試作機の浮上試験に成功させたほか、川崎重工業も開発に乗り出した。
ウィーン・フィル来日許可 官房長官「首相から親書」
加藤勝信官房長官は記者会見で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の11月の公演のための来日を許可したと明らかにした。
オーストリアのクルツ首相から、菅義偉首相宛ての親書で申し入れがあったことを考慮したと説明した。
加藤氏は「オーストリア政府からの強い要請、文化交流の重要性に鑑み、防疫措置の確保を条件に認めた」と述べた。「両国の絆を一層深め、新型コロナウイルス拡大で影響を受けている世界の人々に勇気を与えることを祈念したい」と語った。
バイデン氏が郵便投票で「逆転」
米大統領選で、民主党のバイデン前副大統領が、激戦州の中西部ミシガンとウィスコンシンを制した。3日夜時点では、共和党のトランプ大統領優位に見えた両州で、バイデン氏が「逆転」した背景には、時間とともに処理に手間がかかる郵便投票の集計が増えた事情がある。
米紙ニューヨーク・タイムズの追跡調査によると、ミシガンでは開票率10%段階でトランプ氏の得票率が20ポイントほど上回っていた。二人の差は徐々に縮まり、開票率90%に到達したあたりで逆転した。
こうした逆転現象をめぐって、トランプ氏はこれまで「新しい票がどこからともなく大量に現れる」と不正の存在を主張。4日には、開票作業で不正監視が十分にできないとしてトランプ陣営がミシガンの集計作業中止を求める訴訟を起こした。
ただ、郵便投票が急増した今回、バイデン氏の票が後から増えることは当初から予想されていた。郵便投票の利用が民主党支持者で圧倒的に多い上、ミシガンやウィスコンシンでは、署名確認などの準備作業に直前まで着手できず、開票に時間を要するためだ
残る激戦州の東部ペンシルベニアは、開票率88%でトランプ氏が約3ポイントリードしている。だが、今後増える分の多くは郵便投票とみられ、バイデン氏は記者団に「ペンシルベニアも感触はいい」と自信を示した。
駅員が駅のシャッター開けるの遅れ
JR東日本高崎支社は、両毛線の前橋大島駅でシャッターを開けるのが遅れ、利用客6人が始発列車に乗れなかったと発表した。
発表によると、本来の開扉時刻は午前5時20分だったが、駅舎内で仮眠していた男性駅員が寝坊したため、同48分に遅れた。
始発列車は小山行きが同48分、高崎行きが同44分で、降車したものの、駅から外へ出られなかった乗客も2人いた。列車の運行に影響はなかったという。
駅業務はグループ会社が受託しているといい、同支社は「お客様に多大なご迷惑をおかけして申し訳ない」とし、再発防止へ指導を徹底するとしている。