【2020/11/20】矢口高雄さん死去81歳『釣りキチ三平』(他4本)

2020/11

ホームセンターに侵入したイノシシを駆除

 午前8時20分ごろ、岡山市南区豊浜町のホームセンター「DCMダイキ豊浜店」に「イノシシ1頭が入ってきた」と店員から110番通報があった。

 岡山南署や店などによると、午前9時半ごろ、駆けつけた地元の猟友会メンバーがイノシシをナイフで刺して駆除したという。猟友会メンバーの70代男性が右手をかまれて軽傷を負った。

 店によると、イノシシは開店前の午前8時ごろ、自動ドアを突き破って入ってきた。当時、店内には5人の店員がいた。イノシシは店内を歩きながら、においをかぐようなしぐさをしていたという。その後、猟友会のメンバーや警察官らが品を運ぶワゴンなどでイノシシを隅へ追い込んだ。岡山南署によると、イノシシは体長約1・3メートルのオスだという。

 現場はJR大元駅の南東約3キロで、スーパーや書店などの大型店が並んでいる。

【備考】イノシシをナイフだけで倒すのは、ランボーだけかと思っていた。考えてみれば、イノシシは人間にとって貴重な食糧。イノシシの語源は、イと呼ばれていた獣の肉(シシ)からきているという。

中国国有の自動車メーカー破産

 中国国有の自動車メーカー、華晨汽車集団(遼寧省瀋陽市)が、破産手続きに入った。国営通信の新華社が伝えた。

 新型コロナウイルスの影響で自主ブランド車の販売が低迷。

 ドイツ大手BMWとの合弁事業は順調だが、全体の経営悪化をカバーできなかった。中国の破産法に基づき、事業を継続しながら負債を整理し、経営再建を目指すことになる。

 華晨はBMWの他に3つの自主ブランドを持ち、商用車でフランス大手ルノーとも合弁を組む。新華社は「コロナで自主ブランドの経営状況が一層悪化した」と伝えた。BMWなどとの合弁事業には影響しないという。

 中国メディアによると、華晨グループの利益の大半はBMW事業に負っているという。中国の今年の新車販売はコロナでいったん激減した後、10月まで7カ月連続のプラス成長。ただ日本車をはじめ海外勢が好調な一方、中国の現地ブランドは苦戦も伝えられている。

【備考】中国製の車はイメージがあまり良くない。メンテナンス面や、トラブルに対してどこまで対応してもらえるのかとか。BMWやトヨタなどのメーカーにはそんな心配はない。メーカーイメージがどれだけ大切かが、これだけでもわかる。

日清が湖池屋を連結子会社へ

 日清食品ホールディングス(HD)は、スナック菓子を製造・販売する湖池屋の株式を追加取得し、連結子会社にすると発表した。

 日清食品HDグループの日清シスコ(堺市)やぼんち(大阪市)などとの相乗効果で菓子事業の強化を狙う。

 取得日は27日の予定で、取得額は約22億円。湖池屋の小池孝会長らから株式を買い取り、議決権ベースの出資比率を現在の34.54%から45.12%に引き上げる。

いじめで転校学校許可せず 児童は重いストレス障害に

 横浜市教育委員会は、いじめ防止対策推進法に基づく調査の結果、市立小中学校で計2件のいじめが認定されたと発表した。

 調査報告書によると、2018年度に小学6年生だった男子児童は、長期にわたり同級生から「ゴリラ」「きもい」などの悪口を言われる、股間を殴られる、尻をほうきでたたかれる――などのいじめを受けた。
掃除の際、使用済み洗剤水を含んだスポンジを首筋付近で絞られ、服の中を汚されることもあったという。

 児童は1年生の時からランドセルを引っ張られるなどして心身の苦痛を訴え、2年生と3年生の時に保護者がいじめを理由に転校させたいと学校に申し出たが、許可を得られなかったという。
6年生の時は18年12月から翌春の卒業まで欠席。中学2年生になった今も重度のストレス障害との診断を受け通院中という。

 市の「いじめ防止基本方針」では「学校いじめ防止対策委員会」を常設し、定期的に開催することとしている。だが当該小学校では常設されていなかった。調査報告書は、組織的な対応がされず、担任主導の場当たり的な対応に終始していたと指摘した。

 また、18年度に中学2年生だった男子生徒は、クラスのSNSグループが従来のものとは別に新しく作られたことで自分が外されたと感じ、心身の苦痛を受けたという。3年生に進級した19年春から卒業するまで不登校になった。

【備考】いじめって怖い。なぜなら逃げ道がないから。よく学校を休めばいい、行かなくてもいいという声もあるが、その選択肢すら怖い。だって、学校を休んだからといって何の解決にもなってないことを、子供たちは知っている。大人たちは、せめてじっと耐えている子供達の足枷にならないよう努力すべきだ。

矢口高雄さん死去81歳『釣りキチ三平』

 『釣りキチ三平』の代表作で知られる漫画家の矢口高雄(やぐち・たかお、本名高橋高雄=たかはし・たかお)さんが午後5時46分、膵臓(すいぞう)がんのため東京都内の病院で死去したことが分かった。81歳。秋田県出身。

 葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻勝美(かつみ)さん。後日しのぶ会を開く予定。

 12年間の銀行員生活を経て、漫画家に転身した。1970年「鮎(あゆ)」でプロデビューし、漫画原作者の梶原一騎の提案でペンネームを矢口高雄に。

 73年「幻の怪蛇バチヘビ」がヒットし、ツチノコブームを起こした。同年連載が始まった「釣りキチ三平」は、魚釣りが大好きな少年が国内外の自然豊かな環境で釣りに挑む物語で、テレビアニメ化や映画化もされた。

 74年「幻の怪蛇バチヘビ」「釣りキチ三平」で講談社出版文化賞(児童まんが部門)、76年「マタギ」で日本漫画家協会賞大賞を受賞。95年、秋田県横手市の「横手市増田まんが美術館」の名誉館長に就いた。

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