【2020/11/21】渋谷のバス停老女殴打男を逮捕(他3本)

2020/11

渋谷のバス停老女殴打男を逮捕

 東京都渋谷区の路上で住居不定、職業不詳の大林三佐子さん(64)が頭を殴られ死亡した事件で、警視庁捜査1課は21日、職業不詳の吉田和人容疑者(46)=同区笹塚2=を傷害致死容疑で逮捕した。「痛い思いをさせればいなくなると思った。死ぬとは思わなかった」と供述し、容疑を認めている。

 逮捕容疑は16日午前4時ごろ、同区の歩道上で大林さんの頭部を殴打し、搬送先の病院で外傷性くも膜下出血により死亡させた疑い。

 同課によると、付近の防犯カメラに吉田容疑者がバス停に座っていた大林さんの付近をうろついた後、何かが入ったポリ袋のようなもので頭部を殴打する様子が映っていた。同容疑者はペットボトルなどをポリ袋に入れて散歩中だったと説明しているという。

 大林さんは16日早朝、同区幡ケ谷のバス停で倒れているところを通行人に発見された。大林さんは路上生活者とみられ、深夜に度々、このバス停に来ていたという。

【備考】2022年4月、吉田容疑者は自殺している。障害の疑いで逮捕されたが、保釈中だったという。初公判前の飛び降り自殺だった。しかし、殺人容疑もかかるような人物を野放しにするとは、日本の司法は異常だ。

愛知学院大元講師ら20論文で不正認定

 愛知学院大(愛知県日進市)は、尾関伸明・元歯学部講師と茂木真希雄・薬学部准教授らが2013~17年に発表した20編の学術論文で、存在しないデータから図表を捏造(ねつぞう)するなどの不正があったとする調査結果をホームページ上で公表した。

 2人のいずれかが主な著者などとなっている20論文を調査し、全ての論文で計149の図表の捏造を認定した。

 尾関元講師が実験や図表の作成を担当。調査に対し、図表の基となったデータが全く提示されなかったという。茂木准教授は指導的立場にあり、データを確認しないまま論文執筆を進め、責任は重大と判断した。

 2人の他に論文に関与した歯学部元教授ら11人も、共著者として正確性を担保する努力を怠った責任は免れないとした。処分を検討する。20論文の撤回手続きを進めており、うち4編は既に撤回された。

 大学は18年3月9日に論文1編の捏造を公表、元講師は同13日付で退職した。関連する論文を追加調査していた。

【備考】こうした論文の捏造は中国でもあり、まさに恥ずべき行為の極み。こうした論文のチェックも、いずれAIが行うことになるのだろう。それどころか、論文はAIが作成したものが主流になるかも。AI作成したものに、ウソはないと思うから。

タイ、高校生も反体制デモ 教育改革や政権退陣を要求

 タイの首都バンコクで、高校生を中心とするグループが反体制デモを開いた。

 大学生を中心とした抗議集会が盛り上がる中、さらに若い世代も追随。教育改革や軍事政権の流れをくむプラユット政権の退陣などを求めた。

 デモ隊は商業施設が集積するバンコクの中心地、サイアム駅周辺を占拠した。付近の道路は一部通行止めとなったが、大きな混乱や衝突はなく、周辺の商業施設も営業を続けた。

 18日にはタイの国会が憲法改正に関する審議で、反体制派が支持する民間団体の改憲案を否決していた。デモを主催した10代を中心とする反体制グループは国会を恐竜に例え、「変わることを拒むなら、私たち生徒は時代遅れの支配者に衝突する隕石(いんせき)の役割を果たす」と反発。

 恐竜の着ぐるみや隕石を模したボールをデモ会場に持ち込んでアピールし、改革を要求した。

 高校生を中心とする反体制グループは当初、厳しすぎる校則の見直しや教育改革を要求していた。

 足元では大学生らが要求するプラユット政権の退陣や憲法改正、ワチラロンコン国王の権限縮小を含む王室改革についても支持する姿勢を示している。

米地裁、不正の訴え棄却 トランプ氏、手だてなく

 米東部ペンシルベニア州の連邦地裁は、民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にした大統領選で「不正」を主張する共和党のトランプ大統領の訴えについて、「推測に基づいており、証拠がない」として棄却した。米メディアが伝えた。

 トランプ氏は敗北した激戦州のペンシルベニアとミシガンを中心に法廷闘争を継続。しかし、両州では23日にも選挙結果を確定する手続きが始まり、後がない状況となった。

 判決文は約700万人の投票を無効にしようとするトランプ氏の法廷戦術を「錯乱している」と非難。トランプ氏側の主張は整合性を欠くとし、「フランケンシュタインの怪物のように、でたらめに縫い合わされたものだ」と酷評した。陣営は上訴を検討している。

 トランプ氏は、大統領を正式に決める12月14日の選挙人投票で結果を覆す奇策も視野に、20日にはミシガンの共和党州議会議員と面会。だが、議員は面会後の声明で「ミシガンの投票結果を変える情報には接していない」と述べ、応じない構えを示した。

 共和党は21日、ミシガンの集計を点検する必要があるとして最終結果の確認を14日間遅らせるよう求め抵抗を図ったが、打つ手は限られているという見方が強い。

【備考】敗北を認めなければ敗北にならないとでもいうように、あの手この手で結果を引き延ばそうとするトランプ氏。このことが、2021年1月に起きた米議会乱入事件につながる。

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