【2020/12/02】二酸化炭素でジェット燃料 実用化検討(他2本)

2020/12

二酸化炭素でジェット燃料 実用化検討

 東芝エネルギーシステムズや出光興産などは、発電所や工場などで出る二酸化炭素(CO2)を再利用して、飛行機のジェット燃料を作るカーボンリサイクル技術の実用化に向けた検討を始めると発表した。

 CO2を分離回収し、電気分解して一酸化炭素(CO)を作る東芝の技術を活用する。COと水素を合成した有機材料を、出光興産がジェット燃料に調合し、全日本空輸が利用する計画。実用化時期は未定としている。

 カーボンリサイクルは、政府が表明した2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロの目標達成に向け、期待される技術の一つ。

【備考】もし二酸化炭素が有効利用できるようになったら、大気中の二酸化炭素を減らすことができると思う。ただ、二酸化炭素は植物の光合成に必要なものなので、取り過ぎにも注意が必要になる。新しい技術によって、1つの不安が取り除かれても、新たな不安が生じるのは、人間の悲しいサガと言えるだろう。

香川で10例目の鳥インフル 半径3キロに9例が集中

 香川県は、三豊市内の二つの養鶏場で鳥インフルエンザが新たに発生したと発表した。

 県はこの二つの養鶏場の鶏計37万3千羽を殺処分する。県内での発生は9、10例目となる。鳥への感染力や致死率が高い高病原性かどうか、国が検査を進める。

 県によると、9例目は先月20日に感染が確認された7例目の養鶏場、10例目は同日に確認された6例目の養鶏場と、それぞれ同じ会社が経営しているという。

 県は2日早朝に自衛隊に災害派遣を要請し、二つの養鶏場で殺処分を始めた。9例目の養鶏場の鶏は隣接する関連農場とあわせて計35万3千羽、10例目は約2万羽。
9、10例目から半径3キロ以内の計9戸の養鶏場(約57万1千羽)を移動制限区域、3~10キロ以内の計97戸(約287万羽)を区域外への搬出制限区域にそれぞれ指定した。

【備考】この年はまだだったが、2023年には鳥インフルの流行で、卵が不足。1パック300円越えでも、スーパーやコンビニでは飛ぶように売れた。夕方には、卵は売り切れていた。夏になって、ようやく300円近いパックが、夕方にもいくつか残っている状態になった。

梨窃盗の捜索先に元技能実習生 

 埼玉県神川町で梨が盗まれた事件の関係先として、県警は、群馬県伊勢崎市の集合住宅を窃盗容疑で捜索し、住宅内にいた元技能実習生らベトナム人の20代の男3人を出入国管理法違反(不法残留)の疑いで現行犯逮捕した。

 捜査関係者によると、現場付近に乗り捨てられていた車に乗っていた人物が、この住宅に出入りしていたといい、関連を詳しく調べる。

 捜査関係者などによると、神川町では8~9月に梨742個(約27万3千円相当)の盗難被害が確認されており、9月4~5日に被害に遭った現場には梨182個が入ったリュックサックや、伊勢崎市指定のゴミ袋などが残されていた。

 また、つくばナンバーの乗用車が周辺に乗り捨てられており、車内の遺留物やSNSの投稿などから、この車に乗っていた複数の人物が、今回家宅捜索した伊勢崎市の集合住宅に出入りしていたという。

 埼玉県内では8月以降、神川町など3市町で少なくとも梨計5500個(計約138万円相当)の盗難被害が確認され、群馬県や栃木県でも梨や桃など数千個が被害に遭っている。

 これらの県では豚や鶏など家畜の盗難被害も相次ぎ、埼玉県内では11月、ベトナム人の元技能実習生の男(29)が豚を自宅で違法に解体したとして、と畜場法違反の疑いで逮捕、起訴された。

 捜査関係者によると、その多くが渡航費として100万円前後の借金を背負い、「仕事がきつい」などと実習先から失踪していた。

 埼玉県警によると、2日に逮捕した3人も「お金を稼いで借金を返したかった」「お金がなくて帰国できなかった」などと供述しているという。

【備考】農作物を盗んでも、それが現金化できなかったら意味はない。結局、盗んだ側から農作物を買った連中が存在し、それはおそらく日本人だろうというのが問題。仕事や犯罪など、外国人を利用しているのが、日本人というのが真相なんだろう。

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