インド感染者1千万突破 新規感染は鈍化傾向
インド保健・家族福祉省は、インドの新型コロナウイルスへの感染者が、累計約1千万4千人になったと発表した。
世界で感染者が、1千万人を超えたのは、米国に次いで2カ国目になる。
足元の新規感染者は、1日あたり約2万5千人となり、ピーク時の9月上旬の10万人弱に比べて鈍化している。
19日時点の死者数は、約14万人にのぼる。地域別では、商都ムンバイがあるマハラシュトラ州の感染者が、累計約188万人と多い。
インド準備銀行(中央銀行)は、2020年度のインドの経済成長率が、7.5%のマイナスになると予測している。インドはコロナ拡大で経済活動が停滞し、成長率は過去最悪の水準に落ちこむとみられる。
王将社長射殺事件から7年 情報呼び掛ける京都府警
「餃子の王将」を展開する、王将フードサービス(京都市山科区)の社長だった大東隆行さん(当時72)が射殺された事件は、未解決のまま19日で発生から7年を迎えた。
京都府警の捜査員がJR山科駅前で、チラシ入りのポケットティッシュ約2千個を配り、情報提供を呼び掛けた。
事件は、2013年12月19日午前5時45分ごろ発生。
本社に出勤した大東さんが車を降りた直後、至近距離から拳銃で撃たれ死亡した。
現場近くで見つかった、たばこの吸い殻に付着したDNA型が、福岡県内に拠点を置く暴力団組員のものと一致しているが、直接の関わりは明らかになっていない。
府警はこれまで、延べ約22万3千人の捜査員を投入。この1年では約30件、7年間で計約670件の情報提供があったが、有力な情報は得られず捜査は難航している。
横浜FC・三浦知良がJ1最年長出場記録を更新
サッカーJ1横浜FCの元日本代表FW・三浦知良が、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で行われた、最終節の横浜マ戦で後半途中出場し、自身が持つJ1最年長出場記録を、53歳9カ月23日に更新した。
コロナワクチンに注意 「深刻なアレルギー」報告
米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスのワクチン接種で、「深刻なアレルギー」が報告されているとして、国民に注意を促した。
米国では、米製薬大手ファイザー製のワクチン接種が始まっており、米政府の対策本部長を務めるペンス副大統領らが、接種を受けている。
CDCは声明で、ワクチンを接種された人が急激なアレルギー反応である「アナフィラキシーショック」を起こし、投薬や病院での治療が必要となる事例があったと説明。
ワクチン接種後、深刻なアレルギーが出たと感じた場合は、「救急通報して速やかに治療を受ける」よう勧告した。
その上で「ワクチンに含まれる成分で過去に深刻なアレルギー反応が出た人は、そのワクチンの接種を受けるべきでない」と指摘。
新型コロナ以外の、ワクチンや注射でアレルギーが出たことのある人も、接種に先立ち医師に相談するよう求めた。
ワクチンと無関係な、食物やペットなどのアレルギーがある人の場合は、ワクチン接種は可能だと指摘した。
米、93兆円のコロナ追加対策で合意
米議会与野党は、9000億ドル(約93兆円)規模の新型コロナウイルス追加経済対策案について、大筋で合意した。
米メディアが報じた。
法案には1人当たり600ドル(約6万2000円)の現金給付が盛り込まれ、議会は20日にも採決に入る見通しだ。与野党は今夏以降、追加対策の合意に失敗してきたが、成立すれば今年3月の大規模対策に次ぐ、本格的な経済対策となる。
新型コロナの感染再拡大に見舞われた米国では、失業給付申請者が増加するなど、景気減速の兆候が出ている。
総額2兆ドル規模に達した、3月成立の経済対策では大人に1人当たり1200ドルを給付。今回盛り込まれた家計への2度目の現金給付には、消費失速に先手を打つ狙いがある。
ロイター通信によると、与党・共和党と野党・民主党の指導部が19日深夜、難航していた米連邦準備制度理事会(FRB)の緊急融資制度の枠組みについて合意。
民主党のシューマー上院院内総務は「このまま事が進めば明日に採決できる」と話した。
法案には600ドルの現金給付や、失業給付を週300ドル上乗せする特例措置が入った。
民主党が求めていた、州などの地方行政府への支援策が除外されるなど、当面の新型コロナ対応に絞った内容。法案は超党派の議員がまとめた提案が、たたき台になった。
次期大統領への就任が、確実になった民主党のバイデン前副大統領は、就任後にインフラ投資などの、大規模な財政出動を行うことに意欲を示している。