大雪警戒 中国地方で記録的降雪
日本列島は、強い冬型の気圧配置になって上空に強烈な寒気が入った影響で、北海道から中国地方の日本海側などでは雪が降り続き、風が吹き荒れた。
気象庁は1月2日にかけて、日本海側を中心に大雪になるとして、交通の障害や施設の被害に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
吹雪や雪崩、落雪、高波にも注意が必要。
中国地方では30日夜から雪が急に強まり、31日午前11時までの24時間降雪量は、岡山県真庭市で80センチ、島根県奥出雲町で63センチ、鳥取県智頭町で61センチを観測。
それぞれの地点の12月の観測史上最多記録を更新した。
長野県小谷村でも53センチとなった。気象庁と国土交通省は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
雪の影響で、日本航空は91便が欠航し、全日空も欠航が相次いだ。
高速道路は31日午前、名神や新名神、中国道、鳥取道、松山道、東九州道、大分道などのそれぞれ一部区間が通行止めとなった。
マイクロソフトのシステムに侵入 サイバー攻撃
ロシアの関与が疑われる、米政府や企業への大規模なサイバー攻撃に関して、米マイクロソフト(MS)は12月31日、自社システムへの侵入があったと発表。
製品プログラムの設計図に当たる、ソースコードを閲覧されていたとのこと。
MSは対象製品を明らかにしていない。
ブログで「一つのアカウントがソースコードを閲覧するために使用されていたことが分かった」と説明した。
製品サービスや顧客への不正アクセスは見つかっておらず、同社のシステムが、他の機関へのサイバー攻撃に悪用されたとの兆候もないと説明している。
このサイバー攻撃では、国務省や国防総省といった政府機関に加え、非政府組織(NGO)や、IT企業も標的とされたことが判明している。
英がEU完全離脱 半世紀の絆に幕
英国は12月31日午後11時(日本時間1月1日午前8時)、欧州連合(EU)を完全に離脱した。
2020年1月末の離脱から続いた「移行期間」が終了。
実質的な残留状態が解消され、名実ともに非加盟国となった。
1973年に前身の欧州共同体(EC)に加盟して以来、ドイツやフランスとの一体的な関係は、48年間で幕を閉じた。EU加盟国の脱退は英国が初めて。
ジョンソン英首相は31日の新年メッセージで、「(EU離脱は)この国にとって驚くべき機会だ。自由が手中にある。それを最大限に利用できるかどうかはわれわれ次第だ」と訴えた。