【2021/01/19】麻生財務相 一律10万円の再給付はしないと断言(他3本)

2021

麻生財務相 一律10万円の再給付はしないと断言

 麻生太郎財務相は、再び10万円の「定額給付金」を国民に支給する予定はないと述べた。
新型コロナウイルスの支援策として、生活が困窮した世帯に限定的な支援策を検討しているようだ。

 具体的には、営業時間の短縮に応じた飲食店への協力金や、収入が減った人に無利子で融資する、緊急小口資金の特例措置など、ターゲットを絞った支援策を提案している。
昨年の10万円支給の目的は、国民が連帯して困難を乗り越えるためだったと説明さしている。

茂木外相 韓国の解決策提示が先行必要

 韓国の文在寅大統領が、元徴用工訴訟で被告となった、日本企業の韓国内資産の現金化に反対の立場を表明した。

これについて茂木外相は、「姿勢だけで評価するのは難しい」と述べ、日本政府が受け入れられる解決策を示すことが先決であるとコメントした。

また、茂木氏は過去数年間、韓国が国際的な約束を破り、両国間の合意が実施されていない状況を指摘し、「韓国側からの具体的な提案を待ち、それを評価したい」と述べている。

「白州12年」が3月に数量限定再販予定

 サントリースピリッツは、休売中だった国産シングルモルトウイスキー「白州12年」を、3月30日に数量限定で再販すると発表した。

サントリーは、国内でのウイスキー人気により原酒が不足しており、休売や出荷調整などの対応を続けている。
白州12年は平成30年6月に休売したが、ブランド価値を維持するため再販売することになった。

 白州12年は、山梨県北杜市の「白州蒸溜所」で12年以上熟成された原酒のみで造られ、アルコール度数は43%。
700ミリリットル入り瓶の希望小売価格は、税別8500円だ。
商品の規格や容量は休売前と同じであり、年間販売数量は非公開。また、ラベルには手漉きの越前和紙が使用され、英字ロゴの色も変更されている。

【備考】白州ブランドでは、このほか「白州18年」「白州25年」があって、こちらは出荷調整しながら販売中。一方、「白州10年」は12年と同様、休売や販売終了となっていた。サントリーはこれまでに約350億円をかけ、原酒確保のための設備投資を行ってきたとのことだ。

殺人未遂事件で450人が嘆願書 裁判長は同情的

 自宅で姉を殺害しようとした、無職の江尻被告(70)に対する裁判員裁判の判決が、金沢地裁で下された。

被告には懲役2年6カ月の判決が出され、さらに保護観察付きの執行猶予4年が言い渡された(求刑は懲役3年)。
裁判長は、被告が介護に関する悩みから犯行に至ったことを同情すべきだとしつつも、独りよがりで短絡的だったと指摘した。

 事件の経緯によると、被告は無理心中を考え、姉に暴力を加えたが、思い直して犯行をやめ、姉に負った傷は16日間の加療で済んだとされている。
裁判では、被告が介護や経済的な悩みを抱えながらも、周囲に相談できない状況で犯行に至ったことが明らかにされた。
一方、地元では被告に対する寛大な処分を求める嘆願書が提出され、約450人が署名したことも報じられている。

 判決後の会見で、裁判員の60代女性は、「被告は真面目すぎて他人に迷惑をかけることを恐れる強い思いがあったのかもしれない。これからは周囲の支援を受け入れることを心に留めてほしい」と述べた。

【備考】殺人未遂と入っても、傷は16日間の加療で済み、重症でなかったことか、殺意は低かったと考えられる。さらに、450人の嘆願書が出ているのだから、懲役2年6ヶ月は、執行猶予がついていたとしても重いように思う。例えば、詐欺や麻薬など、確信的に犯した犯罪でも、初犯なら懲役2年ぐらいが相場で執行猶予がつく。交通事故で人を轢き殺しても、初犯ならだいたい同じぐらいだ。日本の刑法は、結果より過程を重視するようで、この加害者が素直に殺すつもりだったと言わなければ、もっと刑は軽かっただろう。

 

 

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