海外投資 2020年は42%減
国連貿易開発会議(UNCTAD)によると、新型コロナの影響により、2020年の海外直接投資は世界全体で前年比42%減少。8590億ドル(約89兆円)になった。
特に欧米など、先進国への投資額が69%減少し、影響が顕著だった。
新型コロナの感染拡大が続く中、UNCTADは海外直接投資の減少傾向が続くと予想し、企業が事態の好転をまだ期待していないと予測している。
地域別では、欧州がもっとも大きな影響を受け、新規投資の控えと既存投資の引き上げがあり、直接投資額はマイナス40億ドルになった。
国別では、英国とイタリアが100%以上の減少となり、ロシアが96%、ドイツが61%減少した。
日本への直接投資は17億ドルで、前年比13%増加したが、米国は49%減少した。
ポルトガル大統領選 極右候補躍進
ポルトガルで行われた大統領選挙で、中道右派野党・社会民主党の元党首で現職のレベロデソウザ大統領(72歳)が、約60%の支持を得て再選を果たした。
即日開票の結果が報じられた。
また、新興極右政党「シェガ」のベンチュラ党首も躍進し、政権与党・社会党のゴメス候補と並ぶ、約12%の支持を獲得した。
ポルトガルでは首相が行政の実権を持ち、大統領は象徴的な役割を果たすが、議会の解散権や政治的調停権を持ち、一定の影響力を有する。
大統領の任期は5年間となっている。