陸自 トイレットペーパーを自費購入
岸信夫防衛相は衆院予算委員会で、2020年度上半期の調査結果を報告した。
陸上自衛隊の部隊の1.4%で隊員が、予算上の制約からトイレットペーパーを自費購入していることが判明した。
防衛省は18年11月に改善を示唆していたが、問題は未解決のままであり、岸氏は驚きを表明した。
本多平直氏の質問に答え、隊員の意識向上の重要性を強調しつつ、職場環境の改善を約束した。
消費期限切れ食材を提供 琵琶湖ホテル
京阪ホテルズ&リゾーツが運営する、琵琶湖ホテル直営レストラン「ザ・ガーデン」で、最大34日間消費期限を過ぎたパンを提供していたことが発表された。
前田総支配人は謝罪し、提供されたのは冷凍保存された「ミニシュガーデニッシュ」1千個や「丸ロール」20個で、従業員が誤って常温のパンを冷凍庫に入れてしまったことから起きたと説明している。
ハイネケンが赤字転落 8千人削減へ
世界第2位のビールメーカーであるハイネケンは、新型コロナ感染拡大の影響で、2020年の決算が2億400万ユーロの赤字に転落したと発表した。
ビール販売量は前年比8.1%減少し、売上高も16.7%減となった。
同社は従業員約8,000人を削減し、23年末までに20億ユーロのコスト節減を目指すとしている。
欧州ではバーやカフェの営業が制限されている状況で、今後もコロナ禍の影響が続くと予想されている。
国の借金1212兆円 コロナで大幅増
財務省は、日本の借金が令和2年12月末時点で1212兆4680億円となり、過去最大を更新したと発表した。
これは、新型コロナ対策の支出を賄うために、新規国債発行が膨らんだため。
過去1年間で100兆円を超える大幅増となっている。
国民一人当たりの借金は約966万円に達し、コロナ拡大前の令和元年12月末の借金総額から100兆円以上増加した。
加古川中学いじめ事件で遺族が市を提訴
2016年に、加古川市の市立中学2年の女子生徒が自殺した問題で、遺族が学校側の適切な対応を怠ったとして、加古川市に対して約7700万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。
訴状では、学校が生徒からのいじめに関する訴えや兆候を無視し、自殺を防ぐための注意義務を怠ったと主張している。
特に、担任や校長は生徒のアンケートで、いじめを示唆する事実を認識していたにも関わらず、適切な対応をしなかったとされている。
また、部活動の顧問は部内でのいじめを疑わせる事態を放置し、さらに証拠となるメモを廃棄したことが明らかになっている。
遺族は、学校側の対応を隠蔽行為と批判し、精神的な苦痛を受けたとしている。
一方、加古川市側は、学校側の注意義務違反はなく、仮にあったとしても生徒の自殺との因果関係は認められないと反論している。
この事件では、第三者委員会が自殺の原因をいじめと認定しており、県教委は当時の校長を戒告、顧問を厳重注意処分としている。