ワクチン接種開始 医療従事者4万人先行で
新型コロナウイルスのワクチン接種が、国内で始まった。
最初の接種は、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センターで行われ、医師や看護師らがファイザー製のワクチンを受けた。
新木院長はワクチンを「待望のコロナ対策の切り札」と期待し、注射の痛みが少ないと評価した。
ワクチンは2回接種し、副反応は稀だとされる。
厚生労働省は接種者に体調の変化を記録してもらい、結果を公表する。
その他の医療従事者ら約370万人の接種は3月中旬に始まり、65歳以上の高齢者約3600万人は4月1日以降を目指す。
基礎疾患を持つ人などへの拡大は未定。
娘2人車内放置しバー飲み歩き 熱中症死
高松市で女児2人乗用車内に約15時間放置されて死亡した事件で、母親の竹内麻理亜被告(27)が、保護責任者遺棄致死罪に問われた裁判が高松地裁で行われた。
検察側は懲役6年を求刑し、結審した。
竹内被告は長女を高温の車内に放置し、熱中症で死亡させたとされる。
検察側は無責任で悪質な行為として非難し、竹内被告はバーで飲み歩きたいという動機から放置行為を繰り返したと主張した。
弁護側は起訴事実を争わず、被告の反省の姿勢や夫の厳罰望まない意向を訴えた。
マイナンバー中国で流出か 立憲民主の長妻氏指摘
立憲民主党の長妻昭副代表は衆院予算委員会で、マイナンバーが業者を通じて中国に流出した可能性を指摘。
証拠となる通報メールの存在を示し、徹底調査を求めた。
しかし、日本年金機構の水島藤一郎理事長は「流出はしていない」とこれを否定。
問題は、日本年金機構から個人データ入力の委託を受けた東京都内の情報処理会社が、中国業者に再委託したことに始まる。
2018 年の特別監査では、中国業者に再委託されたのは 500 万人分の氏名部分の入力で、個人情報の外部流出はないとされていた。
通報メールには、マイナンバーを含む個人情報が中国のインターネット上に流出していると指摘する内容があり、水島氏は情報は基本的に正しいと述べつつも、マイナンバー部分については確認が必要として曖昧な回答をした。
下着の色指定5割 千葉市立中高の校則
千葉市は、市立中学・高校の校則に関する調査結果を公表した。
調査によると、「ツーブロック」と呼ばれる側頭部を短く刈り上げる髪型を禁止している学校は 67%。
下着の色を指定している学校は 49%あった。
調査は市立中学・高校 57 校を対象に行われ、校則に関連する規定や生徒の身だしなみに関する内容が調査された。
下着の色を指定している学校のほとんどが「基本的に白を基調とし、華美でないもの」と記載している。
また、生徒の髪型をチェックしている学校は 12%で、ツーブロック禁止は中学校のみで、「中学生らしくない」という理由で禁止されていると考えられている。
共産党の椛沢洋平市議はこの問題を市議会で取り上げ、「理不尽な校則が根強く残っている」と指摘した。
教育長の磯野和美氏は、校則の見直しについて、生徒や保護者が参加した上で決定することを各校に推奨すると述べた。