講談社 電子書籍と権利が「紙」を上回る
講談社は、令和2年11月期の決算で、電子書籍と権利ビジネスの売上高が、紙の出版物を初めて上回ったことを発表した。
紙の書籍と雑誌の売り上げは前期比1.2%減の約635億円だったが、電子書籍は19.4%増の約532億円に達した。
また、アニメ化やゲーム化、映画化などに伴う権利ビジネスによる収入も、海外向けを中心に好調で約170億円に達した。
講談社全体の売上高は6.7%増の約1450億円で、当期純利益は50.4%増の約109億円となりました。
橋本聖子が自民離党 五輪会長就任に対し
森喜朗氏に代わり、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長に就任した橋本聖子参院議員は、自民党籍を維持したまま五輪憲章の「政治的中立」を守ることが難しいと考え、党執行部に離党届を提出した。
橋本氏は党籍を維持しながら続投する意向を示していたが、与野党からの圧力で考えを改めた。
橋本氏は離党後、IOC は政党の議員としての活動に問題がないと伝えられたが、国民に理解されないと判断した。
ただ、彼女は大会終了後に復党したいと述べた。
また、橋本氏は自民党の幹事長との面会後、離党するつもりはないと表明し、党北海道連会長の職を続ける意向も示した。
立憲民主党からは、党籍維持が五輪憲章に違反するとの懸念が示され、今後の動向が注目されています。
日韓関係は重要でない 過去最高
内閣府が発表した世論調査によると、日韓関係の重要性について「重要だと思わない」と回答した割合が40.4%となり、前回調査より増加し過去最高となった。
日韓関係が対立する要因である、元徴用工問題などが影響したとされる。
一方で、「良好だ」「まあ良好だ」との回答は16.6%で改善したものの、低水準が続いている。
日米関係については「重要だ」「まあ重要だ」と回答する割合が97.1%で過去最高となった。
調査は全国の18歳以上の3000人を対象に実施され、有効回収率は62.2%だった。
総務省接待問題 音声データが動かぬ証拠
総務省の幹部4人が、菅義偉首相の長男が勤める放送事業会社「東北新社」から接待を受けた問題。
結果、総務省の秋本芳徳情報流通行政局長ら2人が更迭された。
これはNHKの受信料引き下げに向けた、放送法改正案の国会審議に関連しており、秋本氏が答弁することを避ける狙いがあるとされている。
松本氏は接待時の音声データが公表されたことで、懲戒処分が避けられない状況となっている。
音声データには、菅首相の長男が「BS、BS、BSの。スター(チャンネル)がスロット(周波数帯域)返して…」と発言する内容が含まれており、総務省は長男が「利害関係者」として接待を受けた可能性を認めている。
秋本氏も、一部の帯域を返上したBSチャンネルに関する話題について話しており、他の政務官について言及した場面もある。