【2021/03/07】スイスの国民投票でブルカを制限(他1本)

2021

熊本地震から4年11カ月 新阿蘇大橋が開通

 2016年4月の熊本地震で崩落した阿蘇大橋ルートが、震災から約4年11ヶ月を経て7日に開通した。
これにより、熊本市方面と阿蘇地域を結ぶ国道・県道の復旧が完了し、観光復興への期待が高まっている。

 開通したのは、旧橋から約600メートル南に架け替えられた全長525メートルの「新阿蘇大橋」。
片側1車線で歩道も整備され、安全性が向上した。

 阿蘇大橋ルートは、阿蘇地域の主要な交通手段であり、今回の開通は地域住民の生活再建や観光客の増加に大きく貢献すると期待されている。

【備考】旧阿蘇大橋は全長約206m。少し幅広の2車線の橋だったが、熊本地震で崩落した。ただ、現在も橋がちぎれたまま残っており、遺構として今後も残していくそうだ。

スイスの国民投票でブルカを制限

 スイスでイスラム教徒の女性が着用するブルカやニカブなど、公共の場で顔を隠す衣装の着用を禁止する国民投票が行われ、賛成多数で可決された。
以下に内容をまとめる。

  • 投票結果:賛成約51%、反対約49%の僅差で可決。投票率は約51%。
  • 禁止内容:公道や飲食店など全ての公共の場での着用が禁止。ただし、礼拝や安全上の理由など例外も認められる。
  • 提案の背景:右派の与党・国民党などが主導。同党は「顔を見せることはスイスの伝統であり、基本的自由の象徴。顔を隠すことはイスラム過激派のシンボル」と主張。
  • 政府の立場:連邦政府は「提案は行き過ぎ」として反対を表明。
  • 海外の状況:スイスでは既に一部の州がブルカなどの着用を禁止。フランスやベルギーでも法律で禁止されている。
  • その他情報:スイスで暮らすイスラム教徒は人口の5%ほど。全身を覆う「ブルカ」を着用しているイスラム女性はおらず、目だけを出して顔を隠す「ニカブ」をつけている人も、わずか30人ほどとされている。このため、スイス政府は対案を提示して、「ブルカ禁止法」への反対を呼びかけてきた。今回の投票結果を受けて、湾岸諸国などからの観光客への影響が懸念されている。

 この国民投票の結果は、スイス国内だけでなく、ヨーロッパ全体で議論を呼んでいる。

【備考】ブルカ禁止法は、フランスやベルギーでも成立しているとか。日本でも要望の声がチラホラあるそうだが、私的には、コンビニや銀行などでは防犯の意味でとってほしいが、それ以外なら問題ないかと思う。たとえば、サングラスをしたまま歩行するのは普通だし、最近ではコスプレで厚化粧のまま駅を徘徊していたりするし、本当の顔を見せない状況はブルカに限らず増えてきたと思う。ブルカだけ規制するのは、明らかに偏見であり差別と思う。

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