コクヨ、ショウワの提携 商品開発や製造販売で協力
文具大手のコクヨは、小学生向けのノート「ジャポニカ学習帳」を製造販売するショウワノート(富山県高岡市)と、資本業務提携したと正式に発表した。
コクヨが11月にショウワの株式を議決権ベースで14.9%取得した。商品開発や製造販売で協力する。
コクヨは幅広い世代に使われている「キャンパスノート」を手掛け、国内のノート市場で首位。
コクヨは令和元年、ぺんてる(東京)の株式を約46%取得した。国内の少子化や事務のデジタル化を背景に、他社への出資を活発化している。
国家公務員に冬のボーナス 5%減、平均65万3600円
国家公務員の冬のボーナス(期末・勤勉手当)が、支給された。
管理職を除く一般行政職(平均年齢34.6歳)の平均支給額は65 万3600円で、前年冬より3万4100円減少した。
10月の人事院勧告に基づく給与法の改正で、年間の支給月数が0.05カ月引き下げられたほか、職員の平均年齢が低下したため、5%のマイナスとなった。
特別職の最高額は、首相と最高裁長官の560万円。衆参両院議長が519万円、閣僚は409万円だった。中央省庁の事務次官は318万円。行財政改革で首相と閣僚は一部を自主返納し、実際の支給額はそれぞれ392万円、327万円となる。
英首相、EUとの貿易交渉は失敗か
ジョンソン英首相は、難航している欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)交渉がまとまらず、協定の年末発効という目標を達成できない「可能性は高い」と述べた。
交渉が失敗に終われば、英EU間の物流などが年明け以降に混乱する事態が予想されるため、ジョンソン氏は閣議で準備を指示した。
ジョンソン氏はEUのフォンデアライエン欧州委員長との9日の会談で、漁業などの主要な懸案で大きな溝が残っていることを確認。交渉官レベルで妥協点を模索しながら、交渉を続けるか否かを13日までに判断することで一致した。
しかし、欧州委員会は英国と妥結に至らない場合を想定した対応策を10日発表。ジョンソン氏はこれを受け、緊急時への備えを加速させる姿勢をアピールしたようだ。