昨年の倒産件数は政府支援で減少
東京商工リサーチによると、令和2年の企業倒産件数は前年比7.2%減の7773件で、2年ぶりに減少した。
負債総額は1兆2200億円で、3年連続で減少し、過去50年で4番目の低水準だった。
飲食業や宿泊業は影響を受け、倒産が増加したが、一方で飲食料品や繊維の製造業、小売業は倒産件数が減少した。
政府の支援策により一部倒産を免れているが、持続化給付金や雇用調整助成金が終了すると「息切れ倒産」が増える恐れがある。業績が改善せず、資金繰りに苦しむ中小・零細企業も増加している。
トランプ氏弾劾訴追 上院裁判へ
米下院は、トランプ大統領を議会襲撃を扇動したとして弾劾訴追し、米史上初の任期中2回目の弾劾となった。
下院の採決結果は賛成232、反対197で、共和党からも10人が賛成した。
トランプ氏は議会襲撃に関与した者は、法の裁きにかけるべきと述べ、弾劾訴追には触れなかった。
国を守る必要性を訴えた演説が暴力を扇動したとして、弾劾決議が採択された。これにより、退任後の弾劾裁判が新たな対立の火種となり、バイデン政権に重荷となる可能性がある。