東電子会社が道路橋の老朽化診断開始
東京電力の子会社である東電設計は、コンクリート道路橋の老朽化を診断する新しいサービスを発表した。
このサービスでは、橋の表面などに設置された専用の鋼材を使用し、トラックなどの通行時に生じる、微小なひずみを測定して老朽化の状態を分析する。
対象は、高強度の「プレストレストコンクリート」(PC)の橋で、価格は橋一本あたり数百万円からとなっている。
このサービスは全国の地方自治体などに提供される予定だ。
全国には現在、全長15メートル以上の大型コンクリート道路橋が約15万本あり、そのうち約40%がPC橋。
道路橋の設計寿命は通常約50年とされているが、令和14年時点で半数以上が建設から50年を超えており、道路橋の老朽化が社会的な問題となっている。
ホンダと米GM 協業して自動運転のための実験開始
ホンダは、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)およびそのグループ企業との間で、日本における自動運転サービスの、商業化に向けた基本合意に達したことを発表した。
彼らは、安全性や自動運転技術などの側面に焦点を当て、今年中に国内での実証実験を開始する予定だ。
この協業は、2018年10月以来、自動運転技術を活用した車両開発で、提携しているホンダとGMの連携から生まれたもの。
目標は、共同開発された自律型車両「Cruise Origin」を活用して、日本でのビジネス拡大を図ることであり、ホンダがサービス運営をリードする。
サービスの具体的内容はまだ確定していないが、ホンダは地域の交通課題に取り組むため、地方自治体や他の交通事業者と協議する意向だ。