麻生財務相 バイデン大統領就任は国際社会に良い
麻生太郎財務相は記者会見で、バイデン米大統領の就任について歓迎の意を示した。
バイデン氏の政策には、パリ協定のほか巨額の経済対策が含まれており、日本への影響に関心を持っているが、これに対するコメントは控えている。
さらに麻生氏は、財政健全度を示す、基礎的財政収支を令和7年度に黒字化する目標を維持することを説明した。
内閣府は11年度に黒字化する見通しを発表しており、「歳出改革の進展が必要」と強調しました。
コロナの影響で新5百円硬貨の発行を延期
麻生太郎財務相は閣議後会見で、新しい500円硬貨の発行開始を延期すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大により、ATMや駅の券売機などの改修が遅れているため、発行時期は未定となり、コロナ禍の収束後に再度決定する予定だ。
新500円硬貨は、平成31年4月に1万円、5000円、1000円の紙幣と共に発表された。
新紙幣の発行時期は、令和6年度上期の予定通りで変更はしない。
新500円硬貨は平成12年8月以来のリニューアルで、デザインは変更されないが、最新の偽造防止技術が取り入れられている。
世界初の技術である「異形斜めギザ」や微細文字の追加など、偽造防止対策が強化されている。素材も、単一素材から2色3層構造に変更される。
財務省は、新500円硬貨の発行後も現行の500円硬貨が使用可能であり、詐欺に注意するよう呼びかけている。
2020年自殺者11年ぶり増 女性深刻
厚生労働省は、2020年の自殺者数が前年より750人(3.7%)増加し、合計2万919人であることを発表した。
自殺者数は10年間連続で減少していたが、女性の自殺が2年ぶりに増加。
男女合計の数は、リーマン・ショック後の09年以来の増加した。
人口10万人当たりの自殺者数も16.6人となり、11年ぶりに増加しました。
女性の自殺増加は、新型コロナウイルス感染拡大による経済的悪化などが要因とされている。
厚労省は、女性の健康や生活上の問題が増加していることに触れ、「相談窓口の拡充や支援機関への適切な案内強化を通じて、悩む人々をサポートしたい」と述べている。
男性の自殺者は1万3943人で前年比135人減少し、11年連続で減少しているが、女性の自殺者は6976人で前年比885人増加した。
不当値引きのKDDIに行政指導
総務省は、KDDIに再発防止を指導するとともに、関連会社に関する報告漏れがあったことを発表した。
12社が携帯電話の値引きなどのルールを適用せず、一部で違反となる「端末0円」などの行為が行われていたが、これを禁止できなかったと指摘した。
12社には、京セラコミュニケーションシステム(京都市)と11のジェイコム地域会社が含まれている。
値引きや利用者囲い込みのルールは、電気通信事業法で規定されており、総務省は通信事業者だけでなく関連会社にも同法を適用している。
外部からの指摘を受け、総務省が確認した結果、報告が不正確であることが明らかになった。
夜行列車ムーンライトながら 運転終了
JR東日本と東海は、夜行列車「ムーンライトながら」(東京-大垣)の運行を終了することを発表した。
この列車は春、夏、冬に臨時列車として運行されてきたが、高速バスとの競合や古い「185系」車両の老朽化により、今後は運行されないことが決定された。
昨年3月29日の上り列車が最終運行となった。
「ムーンライトながら」は、旧国鉄時代の「大垣夜行」から始まり、平成8年に全席指定の快速列車としてリニューアルされた。
特に「青春18きっぷ」で利用できることから人気を博していた。
定期列車としての運行を終了した後は、旅行シーズンの臨時列車として活躍し、最後の運行は185系車両で行われた。
また、各JR会社は春(3~6月)の新幹線と、在来線の臨時列車運行計画を発表した。
東海道新幹線を含む計7393本が運行される予定で、昨年の緊急事態宣言下での運行本数(4484本)を大幅に上回ることが予想されている。
【2021/01/23】へ