巣ごもり需要でGAFA全社が最高益
米国のIT大手4社であるGoogle、Apple、Facebook、Amazon(GAFA)の2020年10〜12月期の決算が揃った。
新型コロナウイルス対策として、遠隔勤務やオンライン授業の拡大により、「巣ごもり需要」が広がった。
そのため、パソコンやネット通販などが好調で、デジタル広告も伸び、結果として、全社が過去最高の利益を達成した。
GAFAの合計最終利益は、前年同期比43%増の624億2300万ドル(約6兆6千億円)に。
航空や旅行業界などがコロナ禍で苦しむ中、GAFAの収益力が際立っていることが示された。
Amazonはネット通販の利用者増により、最終利益が約2.2倍の72億2200万ドルに達した。
Googleの親会社であるAlphabetは、主力の広告収入が22%増加し、売上高は23%増の568億9800万ドルで過去最高を記録している。
Appleの最終利益は29%増の287億5500万ドルで、iPhoneの売上高が17%増加し、オンライン授業向けのiPadの売上高も41%増加した。
Facebookも広告事業が好調で、最終利益が53%増の112億1900万ドルとなった。
資生堂 1600億円で日用品事業売却
資生堂は、欧州系投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズに日用品事業を売却することを決定。
売却額は1600億円に達すると発表した。
CVCの子会社は今年上期に新会社を設立し、資生堂は7月1日に日用品事業を新会社に譲渡する。
資生堂はCVC子会社の株式の35%を取得し、今後も事業に関与する予定。
資生堂の日用品事業は、ドラッグストアや量販店向けに展開されており、「ツバキ」や「ウーノ」などの人気ブランドを持ち、アジア地域でも販売されている。