新たに8人判明 接待問題
総務省(MIC)は、菅義偉首相の長男らによる放送会社「東北新社」からの接待問題に関し、国家公務員倫理規程に違反する可能性のある会食に、4 人の幹部を含む計 12 人の職員が 38 回参加していたと発表した。
4 人の幹部に加え、他の 8 人の職員も過去に同社関係者と会食し、費用を負担してもらっていたという。
総務省は国家公務員倫理審査会の承認を得た上で、24 日に調査結果と処分内容を公表する。
すでに接待が明らかになっている 4 人の幹部は、谷脇康彦総務審議官、吉田真人総務審議官、秋本芳徳前情報流通行政局長、湯本博信前官房審議官。
総務省によると、4 人は 2016 年 7 月から昨年 12 月にかけて、首相の長男ら東北新社側と計 19 回会食していた。
谷脇氏は 4 回、吉田氏は 5 回、秋本氏は 7 回、湯本氏は 3 回会食しており、総額はそれぞれ 11 万 8439 円、6 万 5661 円、10 万 3276 円、2 万 9014 円であった。
この中には、昨年の会食で受け取った贈り物も含まれている。
武田良太総務相は「懲戒処分が必要なら速やかに実施する」と述べ、4 人の幹部に対する厳しい処分を行う意向だ。
東北から沖縄で20度超え
東北地方南部から沖縄にかけて、高気圧の影響で晴れており、多くの地域で最高気温が 20 度を超える日となった。
気象庁によると、宮城県丸森町で 20.6 度、大分市で 24.8 度の気温が観測され、
沖縄県の波照間島では 25.1 度、与那国島でも 25.0 度と、25 度以上の夏日となった。
さらに、2 月の観測史上最高気温を更新する地点もあり、福島県いわき市・山田で 22.5 度、島根県益田市で 24.1 度を観測した。
主要都市では、東京都心(千代田区)が 21.9 度、名古屋市が 21.0 度、大阪市が 20.2 度、福岡市が 23.7 度。
しかし、この暖かさは 22 日までで、23 日以降は冬型の気圧配置に戻り、最高気温が 10 度台の地域が多いと予想されている。
アベノマスクの経緯不開示は「違法」と大学教授提訴
神戸学院大学教授が、政府が配布した布マスク「アベノマスク」に関する契約の経緯を記載した文書を開示しないことを違法として、大阪地裁に不開示決定の取り消しを求める訴訟を起こした。
訴状によると、教授は昨年、マスク購入や不良品回収に関する業者とのやりとり内容の文書を、厚生労働相と文部科学相に情報公開請求した。
だが、契約書を除いて交渉の記録が「保有していない」として不開示とされたと述べている。
原告側は、公文書管理法で文書作成が義務付けられており、業者との交渉過程に関する文書がないことはあり得ないと主張している。
火星着陸のパラシュート模様 実は「秘密の暗号」
NASA が火星に送った、無人探査車「パーシビアランス」の着陸に使用されたパラシュートに、秘密の暗号が隠されていたことが話題になっている。
探査車は火星の大気圏突入後にパラシュートを開いて減速し、着陸に成功した。
この際、開いたパラシュートは赤と白の模様で、NASA の担当者が模様にメッセージが隠されていることを明かした。
世界中の宇宙ファンや科学者が解読に挑戦し、インターネット上に「Dare mighty things」という答えが投稿され、NASA も正解と承認。
この暗号は、赤を「1」、白を「0」として 2 進数に置き換え、模様を読むことでメッセージが浮かび上がる。
メッセージは、第 26 代米大統領セオドア・ルーズベルトの演説からの引用で、「失敗を恐れずに大きな挑戦をすべきだ」という意味を持っている。
NASA 内でも、この暗号を知る人は数人しかいなかったと報じられている。