【2021/02/27】古代ローマの四輪馬車が無傷で発掘(他3本)

2021

米議会下院、1兆9千億ドル規模の経済対策法案を可決

 米議会下院は、新型コロナウイルス危機に対処するための1兆9千億ドル(約200兆円)規模の経済対策法案を可決した。

この法案は、1人当たり最大1400ドルの現金給付を柱としており、ワクチン普及に必要な資金も拡充する内容となっている。

 この後、上院での可決を経て、バイデン大統領が署名することで法案は成立。

 バイデン政権と与党・民主党は、3月中旬までの成立を目指している。

 

リクルート 銀座の本社ビルを売却

 リクルートホールディングスは、登記上の本社であった銀座の「リクルートGINZA8ビル」を不動産大手のヒューリックに売却した。

売却後もリース契約で入居を継続中。
売却は2021年2月5日付で行われたが、金額は非公表だ。

このビルは地上11階、地下3階建てで、昭和56年に完成し、特徴的なガラス張りの外観を持っている。

リクルートは、平成20年に本社機能を丸の内に移転した後も、このビルを登記上の本社としていたが、現在はグループ会社が入居している。
広報担当者は、今回の売却が新型コロナウイルス感染拡大の影響によるものではないと説明している。
また、この売却益は令和3年3月期の連結業績予想の上方修正に織り込まれている。

ミャンマー国軍が国連大使解任

 ミャンマー国営テレビは、国連総会で国軍クーデターを非難したチョー・モー・トゥン国連大使を解任したと発表した。

大使は、スー・チー氏率いるNLD政権の代表として演説し、クーデターの終結には国際社会の行動が必要だと訴えた。
また、国軍の戦争犯罪や人道に対する罪を黙認すべきではないと強調し、抗議デモで市民が示す3本指のポーズを取った。

国営テレビは、大使が「国家を裏切って非合法組織のために発言した」と非難している。クーデター前から大使を務めていたトゥン氏の異例の言動は、議場で大きな拍手を浴びた。

【備考】ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルと周辺国との争いなど、今の世界的話題の中心はこの2本だが、この当時は日本でたびたび特集で組まれるほどのニュースだった。ミャンマーはかつて日本では「ビルマ」と呼ばれ、「ビルマの竪琴」でも知られる、日本では結びつきのある国。軍事国家となった今でも、日本の存在感は大きいとのこと。阿部、岸田の流れをくむ外交上手な日本政府が、うまくまとめられないものか。

古代ローマの四輪馬車が無傷で発掘

 西暦79年のヴェスビオ火山噴火で埋没した古代ローマ都市ポンペイ近郊で、保存状態が極めて良好な儀礼用馬車が発掘された。

2018年に、3頭の馬の骨が発見された場所近くの厩舎跡で見つかったこの四輪馬車は、鉄製の部品や青銅・スズ製の装飾がほぼ当時のまま残存しているとのこと。
ポンペイ考古学公園は2月27日の発表で、この発見を「イタリア国内で類を見ない、極めて良好な保存状態」と高く評価している。

【備考】西暦79年といえば、ローマ帝国全盛期。日本では弥生時代中期で、各地に小国が存在していたとか。農耕が広まり、鉄器や青銅器が使われていたというので、記録がないだけで、日本もそこそこ優れた文化があったかもしれない。ちなみに、中国では後漢時代。今話題の秦が滅んで、もう200年以上経っている。

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