【2021/03/14】東北新社の接待問題で与野党が議論(他2本)

2021

東北新社の接待問題で与野党が議論

 NHK番組で、与野党の参院幹部が放送関連会社「東北新社」による放送法の外資規制違反と総務省幹部への接待問題を議論した。

 自民党の世耕弘成参院幹事長は、接待で政策が歪められたか徹底的な調査が必要とし、外資比率オーバーでの免許・事業譲渡認可の審議を訴えた。

 立憲民主党の森裕子参院幹事長は、菅首相の長男同席に触れ、総務省の忖度による違法認可の可能性を指摘。

 共産党の井上哲士参院幹事長も、接待が法令違反に繋がったと主張した。

 公明党の西田実仁参院会長は、参院独自の行政監視と不祥事防止の決議を提唱している。

【備考】世耕氏がこののち紆余曲折があり、2024年10月には無所属で衆院選を戦っている。元幹事長で旧安倍派の幹部だった男が、自民党の看板を外した形だ。この菅元首相と東北新社の闇がいかに深いものか、凡人の私にも容易に想像できる。

乗鞍岳と中央アルプス千畳敷カールで雪崩発生

 北アルプス乗鞍岳で雪崩があり、5、6人が巻き込まれ、男性1人が心肺停止となった。
複数人が負傷したが、命に別条はない。

現場は位ケ原付近で、長野地方気象台は積雪による雪崩注意報を出していた。

 同時刻頃、中央アルプス千畳敷カールでも雪崩が発生し、巻き込まれた男性1人が病院に搬送されたが、生命の危険はないという。

【備考】乗鞍岳(のりくらだけ)は、岐阜県高山市と長野県松本市にまたがる、標高3,026mの「剣ヶ峰」を主峰とする山々の総称。日本百名山の一つにも選定されており、北アルプス(飛騨山脈)の南端に位置している。初心者から上級者まで楽しめる多様な登山コースがあり、散策路も整備されている。だが、春先は雪崩の危険性が大きく、十分注意する方が良い。

ドイツ州議選でメルケル与党CDU大敗 緑の党が躍進

 3月14日に行われたドイツ2州の州議選で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が新型コロナウイルス禍への不満から大敗した。
一方、緑の党が躍進し、9月の総選挙に向けてCDUに大きな痛手となった。

 開票率約9割の段階で、南部バーデン・ビュルテンベルク州では、緑の党が3割超の票を獲得し、CDU抜きの連立が視野に入った。

 CDUは過去最低の約24%に低迷。
西部ラインラント・プファルツ州でも緑の党が票を伸ばし、CDUは過去最低の約27%に低下した。

 メルケル首相は総選挙に出馬せず引退を表明している。

【備考】私は日本人なので彼女の政治を知らないが、ドイツ国民の支持を失った理由の1つに、難民政策があると思われる。2015年の欧州難民危機において、メルケル首相は寛容な難民受け入れ政策を推進した。当初は国際的に高い評価を得たが、大量の難民流入による治安悪化や社会保障費の増大、統合問題などへの懸念から、国内では反発が高まり、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の台頭を許す一因となった。結局国民を蔑ろにしたため、首相の座を下されたのだろう。これが今の日本と被って見えるのは私だけだろうか。

 

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