EUがベラルーシへ制裁
欧州連合(EU)各国の首脳は、ベラルーシへの制裁で合意した。
資産凍結や域内への移動禁止といった、制裁の対象となるリストに約40人を加える。ルカシェンコ大統領は入っていない。
EUは8月末にベラルーシへの制裁で基本合意した。
だが東地中海のガス田開発を巡って、トルコとの緊張が高まるなか、同地域にあるEU加盟国のキプロスが対トルコで厳しい措置を打ち出すよう要求。
これをベラルーシ制裁を認める事実上の条件としたため、制裁実現が先延ばしとなっていた。
8月の完全失業率3.0%に悪化
総務省が発表した8月の労働力調査によると、完全失業率は前月比0.1ポイント上昇の3.0%だった。
3%台に達したのは2017年5月(3.1%)以来。悪化は2カ月連続になる。
完全失業者は206万人で前年比49万人増えた。このうち39万人は勤め先や事業の都合による離職で、前年より19万人増えた。失業者の増加は7カ月連続。
特にパートタイム労働者やアルバイト、契約社員など非正規雇用に厳しさが続いている。
非正規雇用者数は前年に比べて120万人少ない2070万人となり、6カ月連続で減少した。派遣社員も13万人少ない127万人だった。正社員は38万人増と3カ月連続で増えた。
小4男児殺害で義父に20年求刑
さいたま市見沼区の集合住宅で昨年9月、義理の息子で小学4年の男児(当時9)を殺害し、メーターボックス内に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職、長島悠介被告(33)の裁判員裁判論告求刑公判が、さいたま地裁で開かれ、検察側は懲役20年を求刑した。
起訴状などによると、長島被告は昨年9月17日夕、自室で男児の首を電源コードで絞めて殺害、電気や水道設備を収納するメーターボックス内に遺棄したとしている。
トランプ夫妻がコロナ陽性
トランプ米大統領(74)は、自身とメラニア夫人が新型コロナの感染検査で、陽性だったとツイッターで表明した。直ちに隔離に入るという。
政治活動は当面大幅に制約され、約1カ月後に迫った大統領選の選挙運動に影響するのは必至だ。
トランプ夫妻は1日、側近のホープ・ヒックス大統領顧問が新型コロナ検査で陽性だったことを受け、「隔離プロセス」に入るとともに検査を受けていた。
新型コロナで陽性の場合、通常は14日間の隔離下に置かれる。
トランプ氏が公の場でマスクを着用することはほとんどなく、屋内で集会を開くこともあるため、専門家から懸念の声も上がっていた。
ホンダF1撤退へ
ホンダは自動車レースの最高峰、フォーミュラ・ワン(F1)から2021年シーズンを最後に撤退すると発表した。
世界的に電気自動車(EV)など電動車へのシフトが加速する中、研究開発などの資源をエンジンから同分野に集中させる。
ホンダはエンジンなどのパワーユニットを提供する形で、15年からF1に4度目の参戦を果たした。当初は英マクラーレンと組んだが、戦績低迷からコンビを解消。18年からイタリアのトロロッソと組んで、レースに臨んできた。
今シーズンはこれまでの10戦で、9戦連続で表彰台を獲得している。