サンマ待ち望んだ大漁
北海道根室市の花咲港で、網いっぱいのサンマが次々と水揚げされた。
同日の水揚げ予定は約540トン。過去最低だった昨年よりも厳しい状況の中、今年一番の大漁。待ち望んでいた港は活気づき、漁師の表情には安堵(あんど)の色も浮かんだ。東北では今年初の水揚げを迎えた港もあった。
漁業情報サービスセンターによると、9月末までの2カ月間の漁獲量は約1187トンで昨年同期の約3割に落ち込んだ。
サンマの群れは10月中旬に北海道東部沖合に来遊し、10月下旬以降に三陸沖合に南下すると予測しているが、量はいずれも「昨年よりも少ない」としている。
世界の新規感染者が最多更新1日35万人
世界保健機関(WHO)は、過去24時間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者が世界全体で35万766人と過去最多を記録したと明らかにした。
欧州での感染拡大が顕著で、全体の数を押し上げる形となった。
WHO欧州地域事務局の管轄地域(ロシアなど含む)で、1日当たりの感染者数が初めて10万人を超えた。各国別では、インド(約7万500人)、米国(約5万2500人)、ブラジル(約3万1500人)に続いてフランス(約1万8000人)と英国(約1万7500人)が上位5カ国に入った。
米ジョンズ・ホプキンス大の集計(日本時間10日午前時点)では、世界の感染者数は累計で3670万人を超え、死者は約106万人。
ホテル宿泊10か月の男逮捕
約10か月間にわたって無銭宿泊したとして、新潟県警妙高署は住所不定、無職の男(58)を詐欺の疑いで逮捕した。
発表によると、男は昨年12月20日~今年10月9日、妙高市内のホテルに宿泊し、宿泊代など計400万円を支払わなかった疑い。調べに対し、「財産があるから、だますつもりはなかった」と容疑を否認しているという。
逮捕時に所持金はなく、ホテルから同署に相談があった。
SLやまぐち号異音で停車
本日午後4時頃、島根県津和野町のJR山口線津和野―船平山駅(山口市)間で、津和野発新山口行きのSLやまぐち号の運転士が走行中に異音を感知し、停車した。
JR西日本によると、午後9時現在も立ち往生が続いている。
乗客約150人にけがはなく、新山口駅まで代行バスで移動するという。同町の日原駅と山口市の地福駅の間で運転を見合わせており、6本が運休した。
天然記念物の餌となったネズミの供養祭
国の天然記念物「岩国のシロヘビ」の餌となったネズミの霊を弔う供養祭が、山口県岩国市今津町の岩国白蛇神社で行われた。
供養祭は1996年より毎年執り行われており、25回目。この日は、主催の岩国白蛇保存会役員ら約20人が参列した。
同神社の宮司が祝詞を奏上した後、参列者が玉串をささげ、犠牲になった3万7621匹のネズミの霊を慰めた。
同会の森橋宏之会長(48)は「シロヘビの保護に定期的に供給が可能なネズミは欠かせない。感謝と哀悼の意を忘れてはいけない」と話した。
同会によると、シロヘビの飼育数は9月末時点で1013匹という。