【2020/10/21】バンクシーの絵画に10億円(他2本)

2020/10

競艇八百長事件 元選手に実刑判決

 競艇での八百長を巡る贈収賄事件の判決が、名古屋地裁であった。

 モーターボート競走法違反(収賄など)に問われた、元競艇選手の西川昌希被告(30)に懲役3年、追徴金3725万円(求刑・懲役4年、追徴金3725万円)の実刑判決を言い渡した。

 また、親戚で同法違反(贈賄など)と所得税法違反に問われた津市、会社員増川遵被告(53)に懲役3年、執行猶予5年、罰金1100万円(求刑・懲役3年、罰金1100万円)を言い渡した。

 判決によると、西川被告は昨年全国で行われた計20レースで故意に着順を遅らせる八百長をし、見返りに増川被告から総額3725万円の賄賂を受け取った。

 また、増川被告は18年までの3年間で、競艇の払戻金など計約1億1300万円を隠し、所得税約3500万円を脱税した。

【備考】競艇はしたことがないのでわからないが、見る人が見れば八百長レースって気づくのだろうか。悪質性も見当もつかないが、懲役3年って実刑なので、かなり重いはず。持ちかけたと思われる男は、執行猶予になっていることを考えれば、実行者はかなり悪質だったのだろう。

台湾に巡航ミサイル売却 総額1880億円

 米政府は、スタンドオフ型の空対地巡航ミサイルなどの台湾への売却を承認し、議会に通知した。

 総額は約18億ドル(約1880億円)。台湾への軍事支援を強化する狙いだが、中国の反発を招くのは確実とみられる。

 売却されるのは、空対地巡航ミサイル(SLAM―ER)135発に加え、高機動ロケット砲システム(HIMARS)11基など。

 米政府は声明で「これらの武器売却は、台湾の現在と将来の脅威への対応能力を向上させ、米国の国益にも資する」と強調した。

 台湾総統府も、「米国が台湾関係法に基づき、わが国の自己防衛力の強化を支援してくれることを心から歓迎し、感謝する」との声明を発表した。

【備考】「SLAM―ER」は艦艇とやりとりしながら目標を追尾する誘導ミサイル。途中で目標変更できるうえ、精度も高くアメリカ軍も頼りにしている兵器だ。

バンクシーの絵画に10億円 

   印象派の巨匠モネの名作をパロディーにした正体不明の芸術家バンクシーの油絵が、ロンドンで競売に掛けられ、755万1600ポンド(約10億3800万円)で落札された。

 競売商サザビーズによると、過去に競売に掛けられたバンクシー作品で2番目に高額だった。

『ショー・ミー・ザ・モネ』と題された2005年制作の作品は、池に架かる日本風の橋を描いたモネの名作を、現代の不法投棄現場に変換。のどかなスイレンの池ではなく、廃棄されたショッピングカートや蛍光オレンジの三角コーンが水面に浮かぶ。

【備考】バンクシー氏の絵画で最高額は約29億円。落札後にシュレッダーにかけられた作品で、女の子がハート型の風船が飛んでいくところを見守っている作品だった。

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