【2020/10/25】福永祐一が父超えの「三冠」達成(他3本)

2020/10

日本航空の赤字850億円

 日本航空の令和2年7~9月期の本業の損益が、850億円前後の赤字となる見通しであることが分かった。

 4~6月期の1310億円の赤字と比べると、四半期の赤字幅は縮小したが、新型コロナウイルス流行による国際線旅客数の激減が響いた。

 7月22日に始まった政府の観光支援事業「Go To トラベル」などで国内線の客足が回復しつつあるほか、機材の維持費用や人件費の圧縮といった経費節減策が、4~6月期より進んだとみられる。

経済界に年始休暇延長要望へ

 西村康稔経済再生担当相は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、年末年始の人々の移動を分散させるための休暇延長について、今週中にも経済界に要望していく考えを示した。

 視察のため訪れていた三重県で記者団の取材に答えた。

 西村氏はこの日、三重県の経済団体や医療団体と意見交換。年末年始休暇について、来年1月11日の成人の日までの延長を広く求める考えを示したところ、観光団体から「非常に歓迎する」との意見が出たという。

スペインで再び非常事態宣言 

 スペインのサンチェス首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全土を対象に非常事態を再び宣言した。

 ほとんどの地域で午後11時~午前6時の外出が原則禁止となる。

 スペイン政府は、最初に新型コロナの感染が広まった3~6月、全土に非常事態を適用。国境を封鎖し、国内でも外出や移動を厳格に制限した。

 今回の非常事態宣言では国境封鎖や終日の外出制限などは行わないが、各自治州が独自に制限を設定できるようになった。当初の期間は15日間で、来年5月まで延長する意向。

【備考】イタリアのコンテ首相も同日、26日から映画館やスポーツジムを閉鎖し、飲食店の営業を午後6時までに制限すると発表している。日本では結局、欧州のような外出禁止は2023年になってもなかった。これがどう判定されるかは、10年先の事になるだろう。

福永祐一が父超えの「三冠」達成

 25日に京都競馬場で開催された中央競馬の菊花賞(GI)で、優勝したコントレイル(牡3歳)に騎乗した福永祐一騎手(43)が「三冠ジョッキー」の称号を手にした。

 19歳でデビューしてから25年目。

 「天才騎手」と呼ばれた父、洋一氏(71)の背中を追い続け、その父も成し得なかった偉業にたどり着いた。

 中央競馬で、3歳馬のクラシックレース皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制した三冠馬はコントレイルが8頭目。騎手は福永騎手が8人目で43歳10か月は最年長だ。

 レース後、福永騎手は「福永洋一の息子としてこの世界に入り、父が果たすことができなかった夢を自分が果たすことができれば親孝行になると思ってやってきた」と頬を緩めた。

【備考】2011年に中央競馬で初の最多勝に輝き、18年には、洋一さんが勝てず「福永家の悲願」としていた日本ダービー初優勝。輝く成績と実力をもちながら、2023年2月に電撃引退。調教師として再スタートしている。

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