家畜盗難ベトナム人関与か
群馬県警は、同県太田市に住む複数のベトナム人を入管難民法違反(不法残留)などの疑いで逮捕した。同県などで家畜が多数盗まれる事件が相次いでおり、県警が関連を調べている。
群馬県内では今年に入り、9月末までに豚約670頭、牛1頭、鶏約140羽が盗まれた。被害総額は計約2400万円で、同様の被害が北関東を中心に複数の県で確認された。
室内にはベトナム人の男女19人がいたといい、県警は盗難に関与した疑いがあるとみて調べている。
『鬼滅』最速で100億円突破
人気アニメ映画、劇場版『鬼滅の刃』無限列車編の累計興行収入が公開初日の16日からの10日間で約107億円に達したことが分かった。
配給する東宝とアニプレックスが、発表した。
東宝などによると、公開10日間での興行収入100億円突破は、日本で上映された映画の中でもっとも速いという。
クルーズ船が再開PCR検査などを条件に
新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた日本のクルーズ船の国内寄港が、長崎県佐世保市の佐世保港で8か月ぶりに再開された。
国土交通省によると、乗客を乗せたクルーズ船の国内寄港は2月26日の横浜港(横浜市)以来。
業界団体などは感染防止対策のガイドライン(指針)を取りまとめており、国内各地でも11月以降、行程を1週間以内に限った日本のクルーズ船が寄港予定で、観光関係者の期待が高まっている。
寄港したのは、商船三井客船(東京)が運航する「にっぽん丸」(2万2472トン)。約200人の日本人客を乗せて25日に愛媛県・新居浜港を出港し、26日午前8時前に佐世保港新みなと岸壁に接岸した。
オウム真理教への観察処分公安調査庁が更新請求
オウム真理教に対する団体規制法の観察処分(3年間)の期限が来年1月末で切れるのを前に、公安調査庁は公安審査委員会に処分の更新を請求した。認められれば、2000年に初適用されて以降、7回目の更新。
18年7月に教祖の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(執行時63歳)ら教団元幹部13人の死刑が執行された後では、初めてとなる。
請求の対象となるのは、教団主流派「Aleph(アレフ)」と分派「ひかりの輪」、金沢市内の施設を拠点とする「山田らの集団」の計3団体。
同庁は、3団体が殺人を勧める内容を含む独自の教義を維持しているなどとして、「無差別大量殺人に及ぶ危険性がある」としている。
また、同庁は、死刑執行後も各団体が松本元死刑囚に帰依しているなどと指摘。
「現在も松本元死刑囚が各団体の活動に絶対的な影響力を持っている」として、今後3年間にわたり、観察処分を続ける必要があると主張している。
更新請求を受けた公安審は、教団側の意見を聞いた上で、来年1月末までに結論を出す。更新されれば、同庁は3団体の施設に立ち入り検査を実施でき、教団側は構成員の氏名や資産などを定期的に報告する義務が生じる。
同庁によると現在、拠点施設は15都道府県に計31か所あり、構成員は国内に約1650人、ロシアに約130人。昨年10月末時点の保有資産は、計約12億9100万円に上るという。
死亡ひき逃げ事故で無罪判決
福岡県宗像市の市道で、路上に横たわる男性を乗用車でひいて死亡させそのまま逃げたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた同市の40代女性に対し、福岡地裁(岡崎忠之裁判官)は、無罪(求刑・懲役3年)を言い渡した。
女性は2019年8月1日午前1時35分ごろ、同市の市道を時速約30キロで安全確認不十分のまま乗用車を運転。路上に横たわる男性(当時49歳)に気づかずその体をひいて、大動脈断裂などのけがで死亡させ、救護措置や警察に通報しなかったとして逮捕、起訴された。
男性は発見時に靴が脱げており、女性は逮捕時から「人をひいた感じはなく、靴をひいたと思った」と一貫して否認し、公判でも無罪を主張していた。