カートリッジ会社がキヤノン提訴
キヤノンがインクカートリッジの仕様を変更したのは再生品の販売妨害で、独禁法に違反するとして、再生品製造販売のエコリカ(大阪市)が、キヤノンに3000万円の損害賠償などを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状によると、キヤノンは2017年に発売したインクカートリッジで、インク残量のデータを初期化できないよう仕様を変更。使用済みの純正品を再利用した再生品をプリンターに装着すると「インクなし」と表示されるようになった。
エコリカ側は、再生品を使うと故障の原因となるように設計されており、再生事業者が再生品を開発できなくなったと主張している。
さらにこの結果、キヤノン純正品のシェアは17年12月の約84%から今年9月時点で約95%に上昇したと指摘。
事実上の独占状態で、仕様変更は独禁法の「競争者に対する取引妨害」などに該当すると訴えている。
父親が死亡 容疑者は息子経営の会社従業員
27日午前8時頃、茨城県常陸太田市町屋町の住宅で、「刃物で切りつけられている」と119番があった。警察官らが駆けつけたところ、この家に住む根本昇さん(89)と、訪問中だった息子(59)が刃物で切りつけられるなどしており、昇さんが死亡、息子は重傷を負った。
県警は、息子を殺害しようとした殺人未遂の疑いで、事件後に太田署に出頭してきた日立市大みか町、会社員関根幸司容疑者(48)を緊急逮捕した。昇さんを殺害した容疑でも事情を聞く方針だ。
関根容疑者は息子が経営する会社の従業員という。
英アストン・マーチンへの出資比率拡大
ドイツ自動車大手ダイムラーの高級車部門メルセデス・ベンツは、英高級車のアストン・マーチンへ現物で出資し、保有比率を現在の2.6%から最大20%に拡大すると発表した。
アストンは増資により財務基盤を強化する。
メルセデスはアストンに最大で2億8600万ポンド(約390億円)相当の部品や電気自動車(EV)の関連技術などを提供。代わりにアストン株を2023年までに何度かに分けて受け取る。
両社は13年に戦略的提携を結んでいた。