米GDP二ケタ成長へ 「戦後最悪」から急反発
米商務省は、2020年7~9月期の実質国内総生産を発表する。
年率換算の前期比で二桁のプラス成長が見込まれ、マイナス31 .4%と過去最大の下落率だった4~6月期から大きく反発する。
新型コロナウイルスの感染拡大で急失速した景気は改善しているが、回復の勢いが持続するかが今後の課題。
市場予想はプラス31%前後と、記録が残る1947年以降で最大の上昇率になると予想されている。これまでは50年1~3月期の16.7%増が最大だった。
新型コロナ感染を防ぐ営業規制や外出制限が響き、4~6月期のGDPは戦後最悪のマイナス成長。雇用も深刻な打撃を受け、失業率は4月に戦後最悪の14.7%を記録した。
だが、トランプ米政権が3兆ドル(約310兆円)超の経済対策を実施し、企業や家計を手厚く支援。連邦準備制度理事会(FRB)も大胆な金融緩和を実施したため失業率は5カ月連続で改善している。
トヨタ9月生産過去最高回復鮮明に
トヨタ自動車が発表した9月の世界生産は、前年同月比11.7%増の84万1915台だった。
世界販売とともに9カ月ぶりに前年実績を上回り、9月としては過去最高。新型コロナウイルス流行による、販売の落ち込みからの回復が鮮明となった。
中国の旺盛な需要や新型車人気が、生産や販売を牽引した。
海外生産は16.3%増の53 万6287台で過去最高だった。中国が48.5%増と好調。欧州が19.9%増、北米が8.3%増と、主要市場で生産が拡大した。
国内生産は4.5%増の30万5628台で、2019年9月以来、1年ぶりのプラスとなった。新型スポーツ用多目的車(SUV)のハリアーや、小型車のヤリスが好調だった。
世界販売は1・9%増の83万7049台。
3歳次女へ熱したヘアアイロン押しつけ
埼玉県警大宮署は、さいたま市大宮区三橋、風俗店従業員の女(25)を傷害容疑で逮捕した。
発表によると、女は8月3日夜、同区内にある当時の自宅アパートで、次女(3)の右腕に熱したヘアアイロンを押しつけ、全治約2週間のやけどを負わせた疑い。「何も言わない」などと供述しているという。
同署幹部によると、女は次女と2人で暮らしていた。9月7日、さいたま市北部児童相談所から同署に「やけどをして『ママにされた』と言っている児童がいる」と通報があり、同署で捜査していた。
GAFA3社が過去最高益最終利益は計4兆円
「GAFA」と呼ばれる米巨大IT4社が発表した2020年7~9月期決算は、グーグルの持ち株会社アルファベット、フェイスブック、アマゾン・コムが四半期として過去最高益を更新した。
新型コロナウイルス禍の中で強まるデジタル化の流れを取り込み、好業績が際立った。アップルは減益だった。
最終利益の合計は前年同期と比べ31%増の380億9700万ドル(約4兆円)。
アルファベットは売上高が14%増の461億7300万ドル、最終利益が59%増の112億4700万ドル。フェイスブックは売上高が22%増の214億7千万ドル、最終利益が29%増の78億4600万ドルだった。
アマゾンの最終利益は約3倍となる63億3100万ドル。ネット通販の利用が拡大し、売上高は37%増の961億4500万ドル。アップルの最終利益は7%減の126億7300万ドルにとどまった。売上高は1%増の646億9800万ドルだった。
ベビースターラーメンが大阪難波にテーマパーク
スナック菓子『ベビースターラーメン』をテーマとした、アミューズメント施設『リトルおやつタウンNamba』(大阪市浪速区)が公開された。
南海難波駅に直結する複合商業施設『なんばパークス』で31日にオープンし、広さは約1270平方メートル。
自分好みのベビースターの味付けができる体験エリアや、スイーツビュッフェなどが楽しめるレストランなど5つのエリアがある。
ベビースターラーメンを製造するおやつカンパニー(津市)の工場一体型テーマパークとして昨年7月同市に開業した『おやつタウン』に次ぐ2施設目となる。家族連れや若者らが買い物ついで立ち寄れる都市型テーマパークを目指す。
年賀はがき販売始まる『鬼滅の刃』のキャラクター採用
年賀はがきの販売が、全国一斉に始まった。
日本郵便は干支である丑のイラストや、人気アニメ『鬼滅の刃』のキャラクターをあしらった特製年賀はがきを用意した。
新型コロナウイルスで業績が悪化した企業が多く、広告用の利用が減るとみて当初の発行枚数は前年比17%減の約19億4千万枚で過去最低となる見込みだ。
お年玉くじの1等賞品は31万円分の電子マネーか30万円の現金が当たる。くじの抽せんは来年1月17日に実施する。
俳優の伊藤健太郎をひき逃げで逮捕
乗用車を運転中にバイクと衝突事故を起こし、現場から立ち去ったとして、警視庁は、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、俳優の伊藤健太郎容疑者(23)を逮捕した。
「バイクと衝突し、現場から離れてしまったことに間違いない」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は28日午後5時45分ごろ、渋谷区千駄ケ谷の外苑西通りで、車でUターンしようとした際、反対車線を直進してきた2人乗りバイクと衝突して運転者らにけがをさせ、その場から車で立ち去った疑い。
調べに対し、伊藤容疑者は「気が動転していた。パニックになった」と逃走の理由を説明している。
同庁によると、バイクを運転していた会社員男性が左腕の打撲、バイクの後部座席にいた無職女性が左脚骨折のけがをした。伊藤容疑者にけがはなかった。
事故を目撃した男性が伊藤容疑者を車で追跡して停車させ、現場に戻るよう伝えた。同容疑者は事故から数分後に戻ってきたという。
公式サイトなどによると、伊藤容疑者は東京都出身。2019年に映画「コーヒーが冷めないうちに」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。代表作にドラマ「今日から俺は!!」やNHK連続テレビ小説「スカーレット」などがある。