新型コロナ変異種 ミンク殺処分へ
デンマークでは、家畜のミンクからヒトへ突然変異した新型コロナウイルスの感染が確認されたとして、国内すべての農場のミンク約1700万匹を殺処分する方針を明らかにした。
世界最大のミンクの産地デンマークでは、新型コロナウイルスの変異種が5つの農場で見つかり、12人が感染するなど急速に拡大している。
フレデリクセン首相は4日、ウイルスの突然変異について、「将来のワクチンの有効性に対してリスクをもたらしかねない」と指摘。そのうえで、国内すべてのミンク農場で飼育されている約1700万匹のミンクを殺処分する方針を表明した。特に北部では、感染者の約半分がミンク農場に関係しているという。
トランプ氏ツイート連発 半数が警告対象
米大統領選で再選を目指す共和党のトランプ米大統領は、5日から6日かけてツイッターに少なくとも16回投稿。うち7回が「選挙や他の市民行事への参加方法について誤解を招いている可能性がある」などとしてツイッター社からの警告対象となった。
警告を受けた投稿は、投票日の3日以後に届いた郵便投票の無効を主張する書き込みや、それに関連する動画。
ある書き込みでは、「合法的な投票によってなら、私は簡単に米大統領を勝ち取ることができる。選挙監視人があらゆる手段、形態で仕事をすることが許されなかったのだから、その間に受け付けられた票は不法票とされるべきだ! 連邦最高裁が決定しろ!」と主張。別の書き込みでは「詐欺をやめさせろ!」として、郵便投票の集計作業を不正と決めつけた。
一方、「政府からの贈り物である(通信品位法の)230条によって、ツイッターはコントロールを失っている」とも投稿。自身の書き込みが次々と警告対象となったことを批判したものとみられるが、これは警告対象とはならなかった。
トランプ氏は、SNSでのユーザーの投稿に関して、運営企業側を法的責任から保護する同法230条の撤廃を主張している。
セガサミーが希望退職募集 新型コロナ影響
遊技機やゲームなどの事業を展開するセガサミーホールディングスは、グループ正社員と契約社員を対象に計650人の希望退職者を募集すると発表した。
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化しており、コスト削減を進める。
募集期間は16日から12月25日まで。特別退職加算金の支給や希望者への再就職支援などを実施する。
経営責任を明確にするため、役員報酬の減額も決めた。同時に公表した2020年9月中間連結決算の純損益は217億円の赤字(前年同期は98億円の黒字)に転落した。希望退職募集に伴い、構造改革費用として21年3月期に約100億円の特別損失を計上する。
給食の食器に油や野菜の汚れ
茨城県つくば市は、中学校1校で、給食の食器に汚れが見つかり、新しい食器に取り換えるなどしていて給食の提供が遅れ、午後の授業を一部、取りやめたと発表した。
配膳前に教員が気づいたため、生徒らの健康に影響はなかったという。
市によると、食器は「つくばほがらか給食センター谷田部」から配送された。一部の食器に、油や野菜などによる汚れが付着していた。
給食みそ汁に浮かぶアブラムシ数匹
山形県鶴岡市教育委員会の市学校給食センターは、市立第1中学校で、学校給食のみそ汁にアブラムシが混入しているのが見つかったと発表した。
同日午後1時頃、同中2年5組の給食係の生徒が、配膳前のみそ汁の食缶にアブラムシ数匹が浮いているのを見つけた。同中では、みそ汁を食べないように指導した。同じ釜で調理したみそ汁は、市立第3中学校の1学級にも配られていたが、給食中に連絡があり、一部生徒はすでに食べていた。
同給食センターによると、年2回の「オール鶴岡産給食」の日で、『きのこのみそ汁』の食材の白菜にアブラムシが付いていたことが分かった。センターではマニュアル通りに食材を3回水洗いしていたが、アブラムシの体長は約0・5ミリと小さく、洗い流しきれなかったとみられる。今後、野菜によっては4回以上洗い、目視確認を徹底する。