【2020/11/23】安倍前首相秘書を聴取 桜夕食会補填疑惑(他2本)

2020/11

デジタル庁海外から人材受け入れ

 菅義偉(すが・よしひで)首相は、東京都内で講演し、政府が来年創設を目指すデジタル庁の人材について「海外からの人材、あるいは育てていただいた世界で活躍できる方をデジタル庁で受け入れる」と述べた。講演に同席した、東洋大学の竹中平蔵教授の質問に答えた。

 首相はまた、人材確保に関して「官民の交流が重要だ。役所で民間の人が働くのは壁があるわけで、そうしたものを取っ払うことは大事だ」と語った。その上で「いろんなことが考えられる」とも述べた。

 一方、首相は新型コロナウイルスの影響で4~6月の国内総生産(GDP)が戦後最大の落ち込みとなったことを指摘したうえで「国民の命と暮らしを守る。それが私の最大の使命だ」と強調。感染防止対策に関しては「医療への過度な負荷をかけないために短期間に集中した感染リスクが高い状況に焦点を絞った対策がまずは必要だ」と述べた。

 運用見直しを決めた業界支援事業「Go To キャンペーン」については、「政府の専門家会議の提案を受けて、感染が相当に拡大している地域に向けて新規予約については一時、停止する措置を導入することを決定した」と説明した。ただ、見直しの対象地域や期間には言及しなかった。

【備考】菅政権時代の目玉の1つだった、デジタル庁。森政権時代から、日本のIT、デジタル面の遅れ、弱さを改善しようと唱えてきた政府だが、デジタル庁発足後の2023年現在、官公庁でフロッピーディスクを使用していることが発覚。紙から脱却できただけでも進歩と見るべきか。急ぎ過ぎたマイナンバーカード移行からくるゴタゴタも、デジタル庁の成果だ。

安倍前首相秘書を聴取 桜夕食会補填疑惑

 安倍晋三前首の後援会が、「桜を見る会」前夜に東京都内のホテルで開催した夕食会に関し、東京地検特捜部が前首相の公設第1秘書らから任意で事情聴取していたことが分かった。

 夕食会をめぐっては、後援会がホテル側に支払った総額が参加者からの徴収額を上回っていたとして、市民団体などが政治資金規正法違反などの容疑で告発状を地検に提出。特捜部は、後援会の代表である公設第1秘書から事情を聴き、差額を前首相側が補填(ほてん)した可能性があるか調べているもようだ。

 夕食会は、山口県下関市に事務所を置く政治団体「安倍晋三後援会」の主催で2013年から19年まで、桜を見る会の前日に東京都内のホテルで開催された。地元支援者らが1人5000円の会費で参加し、国会で野党は、会費が割安で、前首相側が差額分を補填した疑いがあると追及していた。

 前首相は「5000円の会費はホテルが設定し、自身の事務所はホテルと参加者の契約を仲介しただけだ」と主張。明細書は受け取っておらず、収支は発生していないため、政治資金規正法違反には当たらないなどと答弁していた。

【備考】闇が多い安倍前首相。森友学園問題、加計学園問題、閣議決定でなんでも決める手法など。説明すると言っておきながら、一度も説明してこなかった、明らかに国民を蔑ろにした稀代の政治家。そして、死して露わになった、自民党の特定宗教どっぷり問題。今でも安倍氏や、彼の政権に対し賛美する輩が一定数存在し、自民党支持率は40%弱に上る。この時代が中世のような暗黒時代であったかどうか、判断は後年に譲ろう。

歌舞伎俳優の片岡孝太郎 コロナ陽性

 国立劇場(東京都千代田区)は、上演を中止した22日の11月歌舞伎公演第2部で、新型コロナウイルスの陽性反応が確認された出演者は歌舞伎俳優の片岡孝太郎さん(52)だったことを明らかにした。

 第2部は千秋楽の25日まで休演する。

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